IT投資で協力=サウジ国王と会談-ソフトバンク孫社長
2017/03/14-22:45 時事通信
東京都内のホテルで会談に臨むサウジアラビアのサルマン国王(左)とソフトバンクグループの孫正義社長(右手前)=14日夜、千代田区
ソフトバンクグループの孫正義社長は14日夜、サウジアラビアのサルマン国王と東京都内で会談した。孫社長は会談後、報道陣の取
材に応じ、新設予定の10兆円規模のファンドを通じたIT投資で、同国の石油依存からの脱却に貢献すると伝えたことを明らかにした。
孫社長によると、会談で「サウジを投資を通じて繁栄させていく」と表明。これに対し、国王は「大いに期待している」と話したという。
10兆円ファンドをめぐっては昨年、ソフトバンクGとサウジアラビア政府系のパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)との間で、PIF
が最大450億ドルの出資を検討するとの覚書を交わしている。
会談は25分間行われ、孫社長は同社の人型ロボット「ペッパー」1台を贈った。