北朝鮮外相「核知識は保持」。イランの国会議長と会談の中
10日、北朝鮮の李容浩外相はイランを訪問し、ラリジャニ国会議長と会談を行った。その中、米国との関係について
意見を交わした。イランのメヘル通信が報じた。
会談の中、ラリジャニ国会議長は、イランが米国と交渉を行う経験があり、米国はいつでも「美しい言葉」を語るが、
決して責務を固守していないと指摘した。
メヘル通信によると、それに応じて李容浩外相は北朝鮮とイランが逆に「昔前から良い関係を保っていて」、
現在でも関係が積極的に発展していることに満足を示した。また、米政府による制裁で「同様な問題を直面している」と
強調。
さらに、6月12日に米朝首脳会談で朝鮮半島の完全な非核化が約束されていることについて、李氏は次のように述べた。
「北朝鮮は米国との交渉で非核化に合意したが、核に関する科学的知識は保持していく。米国がわれわれへ
の敵対心を捨てないことを知っているからだ」。
<イラン発>イラン国会議長、北朝鮮外相と会談「アメリカは取り決めを守らない」
2018年08月09日17時40分 ParsToday
ラーリージャーニー議長とリ外相の会談
イランのラーリージャーニー国会議長が、テヘランで、北朝鮮のリ・ヨンホ外務大臣と会談し、
「アメリカは協議のときには好ましいことを語るが、行動の時になると、取り決めをまったく守らない」と語りました。
イラン国会通信によりますと、ラーリージャーニー議長は、8日水曜、リ外相との会談で、アメリカは合意や条約に
おける取り決めを守らないとし、「イランはアメリカと協議を行った過去があり、アメリカの取り決めも明らかに
なったが、彼らはそのいずれも履行しなかった」と語りました。
さらに、イランは北朝鮮との政治協力の拡大を歓迎しているとし、「イランは、北朝鮮の利益は、圧制的な大国に
対抗することにあると考えている」と述べました。
一方のリ外相もこの会談で、アメリカとの最近の協議に触れ、「北朝鮮は、アメリカとの協議で定められた事柄を
実施しているが、核技術は保持している。なぜならアメリカが敵対をやめないのを知っているからだ」と語りました。
ラーリージャーニー議長とリ外相の会談