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ソフトバンクのサウジ太陽光事業を棚上げ=現地当局者 

2018-10-05 09:37:56 | 産業・企業情報

ソフトバンクのサウジ太陽光事業を棚上げ=現地当局者

サウジは新たな再エネ計画発表へ

2018 年 10 月 1 日 08:10 JST   THE WALL STREET JOURNAL

 

 【ドバイ】サウジアラビア政府は、

ソフトバンクグループと計画していた投資総額2000億ドル(約22兆7000億円)に上る世界最大の太陽光発電事業

を棚上げした。政府当局者が明らかにした。

 プロジェクトが宙に浮いたことは、サウジ政府とソフトバンクの提携に大きな痛手となる。

両者はテクノロジー分野に投資する1000億ドル規模のファンドを設立し、新興企業に多額の資金を供給してきた。


 太陽光発電事業が完成すれば発電能力は約200ギガワットに達し、サウジが1日に消費する電力の

3倍以上になる見通しだった。事業計画は3月、ソフトバンクの孫正義社長とサウジのムハンマド・ビン・

サルマン皇太子がニューヨークで発表した。


 サウジ政府当局者や政府アドバイザーによれば、現時点では誰もこの事業に積極的に取り組んでいない。

サウジ政府は、より大規模で現実的な再生可能エネルギー計画を10月下旬に発表する予定だという。

 

 サウジ政府が大型プロジェクトを検討の末に棚上げしたのは今回が初めてではない。

2016年には、国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)を通じて最大1000億ドルを調達する

計画を発表したが、今年になって延期された。


 政府のシニアアドバイザーを務める人物は、ソフトバンクが主導していた太陽光プロジェクトについて、

「注目を集めることは容易」としながらも「実行に移すのは難しい」と述べた。


 ソフトバンクはコメントを差し控えた。サウジ政府にもコメントを求めたが、回答は得られなかった。