「韓国はルール違反」巨額公的支援受け大量受注。世界貿易機関(WTO)に提訴する方針。
11/6(火) 11:55配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-00050049-yom-bus_all
日本政府は6日、韓国政府が巨額の公的資金で自国の造船業を支援していることは国際的な貿易ルールに
違反しているとして、世界貿易機関(WTO)に提訴する方針を固めた。
まず、韓国との2国間協議に入り、決裂した場合は、WTOに紛争処理を扱う小委員会(パネル)の設置を
求める。
2008年のリーマン・ショック後、世界的に「船余り」が深刻化し、日本の造船各社は新造船の受注に
苦戦している。一方、韓国は15年以降、経営危機に陥った大手の「大宇造船海洋」に対し、
計約1兆2000億円の公的支援を実施。同社は低価格で大量受注しており、世界的な船価低迷に
つながっていると指摘されている。国土交通省によると、日本は新造船建造量で中国、韓国に次いで3位だ。
日本政府はこれまで韓国側に公的支援の是正を求めてきた。10月下旬にソウルで開かれた
日韓局長級協議でも、公的支援を早期に取りやめるように求めたが、韓国側は「支援は正当なもので
国際ルールに抵触しない」との立場を示した。
日本政府は水産物の輸入規制などを巡る3件で韓国をWTOに提訴しており、今回提訴すれば4件目となる。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181106-OYT1T50049.html