日英初の共同訓練、北朝鮮にらみ関東沖で 洋上給油など
2018年04月30日 00時18分 読売新聞
海上自衛隊は29日、海自艦と英海軍の艦艇が27、28の両日、関東南方の海域で初の共同訓練を行ったと発表した。
英艦艇はその後、東シナ海に向かい、「瀬取り」と呼ばれる北朝鮮の密輸取引の監視活動に参加するとみられる。
発表によると、海自からは護衛艦「すずなみ」や補給艦「ときわ」、P1哨戒機、潜水艦が参加し、英海軍からはフリゲート艦
「サザーランド」が参加した。対潜水艦戦や洋上給油、航空機の相互発着艦の手順を確認した。
一方、瀬取りの監視活動は、昨年末から海自が実施しており、今後、米軍とオーストラリア軍、カナダ軍も沖縄県の
米軍嘉手納基地を拠点として行うほか、英政府も協力の意向を示している。
洋上給油の手順を確認する補給艦「ときわ」(左)と英フリゲート艦サザーランド(27日、関東沖、海上自衛隊提供)