日本代表(世界ランク9位)が1次リーグA組第2戦で同2位アイルランドに19-12で逆転勝ちした。

第1戦ロシア戦から2連勝とし、A組首位に躍り出た。アイルランドには通算で10戦目にして

殊勲の初勝利、15年大会南アフリカ戦に続く大金星をあげた。


9ー12で折り返した後半は日本が優勝候補に重圧をかけ続けた。ミスの少なさが武器だった相手に

反則が起きる。18分に敵陣深くで反則でマイボールにすると、左に展開して最後は途中出場した

WTB福岡がトライを奪い、SO田村がゴールも決めて16ー12と逆転した。24分の自陣深くのピンチでは

フランカー姫野が密集でボールに絡んで相手の反則を誘い、窮地を救った。

31分にSO田村のPGで19-12と引き離した。


前半から食い下がった。前半13分に自陣で反則を犯して、アドバンテージを生かしたキックパスを

CTBリングローズにキャッチされてトライを献上。PGで3-5とした後にも、同様にアドバンテージの

中でキックパスからFBカーニーの胸にボールが納まってトライを許した。


3-12と離されそうな場面で、踏ん張ったのはスクラム。35分に相手ボールのスクラムを押し込んで

反則を誘発すると、勢いのままに39分にPGをSO田村が蹴りこみ、9-12で折り返した。


昨年のワールドラグビー世界最優秀選手のSOセクストンが欠場したアイルランドはミスが出た。

第1戦ではスクラム10回中10回、ラインアウトも12本中12回と成功率100%を誇ったが、この日は

ラインアウトの要所で2本のミスが出てペースをつかめなかった。

日本は10月5日の第3戦でサモア(豊田)を迎える。