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グアムへのミサイル「4発を同時発射」 北朝鮮、日本上空通過とも / 北朝鮮は「体制の終焉につながる行動やめる必要」、米国防長官も警告

2017-08-10 15:08:31 | 朝鮮半島有事・非核・南北朝鮮

グアムへのミサイル「4発を同時発射」 北朝鮮、日本上空通過とも

2017年08月10日 12:13    AFP

【8月10日 AFP】(更新)北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は10日、朝鮮人民軍高官の声明の内容として、弾道ミサイル4発を

米領グアム(Guam)に向けて同時に発射する計画を作成していると伝えた。

 

 朝鮮人民軍の金洛兼(キム・ラクギョム、Kim Rak Gyom)大将の声明では、計画は8月半ばに完成させ、金正恩(キム・ジョンウ

ン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長に提出するという。

 

 ミサイル4発については、日本の島根県、広島県、高知県の上空を通過するとも言及。17分45秒で3356.7キロ飛行し、グアム沖

30~40キロの海上に着弾するとしている。

 

 北朝鮮の声明が詳細に触れるのは異例。

 

 グアムは米国の戦略兵器の運用拠点。配備されている長距離爆撃機などの軍用機や潜水艦は力を誇示するため朝鮮半島一帯に

展開することも多く、北朝鮮は強く反発している。

 

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は8日、核・ミサイル開発を加速させる金正恩政権に対し「世界史にも類を見ない炎と

怒り、率直に言えば力によって報いを受けることになる」と警告。北朝鮮は9日、グアムにある米軍の戦略軍事施設周辺への中距離弾

道ミサイル攻撃を検討していると威嚇していた。

 

 声明で金洛兼氏は、トランプ大統領は「理性を失っている」とこき下ろし、力で対応するしかないとも述べている。

トランプ氏、北朝鮮をけん制 「米脅かせば炎と怒りに直面」。 / 北朝鮮が「グアム周辺に火星12を発射」と米トランプ政権に警告。日本にも脅しをかける。




北朝鮮は「体制の終焉につながる行動やめる必要」、米国防長官も警告

2017年 08月 10日 06:19 JST  REUTERS

 8月9日、マティス米国防長官は、北朝鮮は「体制の終焉」につながるいかなる行動も中止し、核兵器の追求を放棄する必要があるとの考えを示した。写真はベトナムのリック国防相を出迎えるマティス氏。8日撮影。(2017年 ロイター)

 

[ワシントン/ソウル 9日 ロイター] - 米国のマティス国防長官は9日、北朝鮮は「体制の終焉」につながるいかなる行動も中止し、

核兵器の追求を放棄する必要があるとの考えを示した。

 

 

 

トランプ米大統領は前日、北朝鮮が米国をこれ以上脅かせば「世界がこれまで目にしたことのないような炎と怒りに直面することに

なる」と同国をけん制しており、マティス長官の発言はこれに続く警告となる。

 

 

 

トランプ大統領の発言を受け、北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)はこの日、同国が中長距離弾道ミサイル「火星12」を

米領グアム周辺に向けて発射する作戦を「慎重に検討」していると伝えている。

 

 

 

マティス長官は声明で「北朝鮮は孤立をやめ、核兵器の追求を放棄することを選ぶ必要がある」とし、「北朝鮮は体制の終焉、

および自国民の破滅につながるようないかなる行動の検討もやめる必要がある」とした。

 

 

 

そのうえで、米国は北朝鮮が示す行動と同様の行動をとるとし、北朝鮮は自国が仕掛けた軍拡競争や紛争で敗北を喫することになる

と警告。米国務省は外交努力を進めているとしながらも、米国、およびその同盟国は「世界で最も正確で堅固な防衛・攻撃能力を

有している」とした。

 

 

 

マティス長官はこれまで、米国は北朝鮮に対応できるがいかなる軍事的な解決法も想像を絶する悲劇につながると発言。

今回示した見解は同長官がこれまで北朝鮮に対して示した見解と比べて強硬なものとなる。

 

 

 

トランプ大統領はこの日、前日の「炎と怒り」発言に補足する格好で、「私が米大統領として一番に下した命令は、米国の核兵器備蓄の

刷新および近代化だった。(米国の核能力は)かつてないほどに増強された」とツイッターに投稿。「この威力を使う必要がないことを願

うが、米国が世界最強の国でなくなる時は決して来ない!」と強調した。

 

 

 

トランプ大統領がツイッターでつぶやく前、ティラーソン米国務長官は、大統領の前日のレトリックによる影響の軽減に努めた。

 

 

 

ティラーソン長官はグアム入りを前に記者団に対し、「大統領は金正恩(キム・ジョンウン)委員長が理解する言葉で強いメッセージを

送ろうとしている。彼は外交的な言語を理解するようには見えないからだ」と語った。



 

北朝鮮の攻撃予告、グアム知事「脅威高まっていない」

2017年 08月 10日 12:47 JST    REUTERS

グアムの海軍基地。提供写真(2017年 ロイター)

[グアム 10日 ロイター] - 北朝鮮が米領グアムへのミサイル発射計画を8月中旬までに策定すると表明したことについて、

グアムのカルボ知事は10日、北朝鮮の「不安心理」が背景にあると分析、脅威は高まっていないとの見方を示した。

 

グアムには約16万3000人が居住、米軍の基地や施設がある。

 

カルボ知事は、ロイターとのインタビューで「北朝鮮はこれまでは、予測不可能であることを好み、不意打ちでミサイルを発射していた」

と指摘。「ところが、今回は事前に知らせている。これは、誤解を避けたいからであり、北朝鮮側の不安心理を反映している」と述べた。

 

知事は、グアムの住民は懸念を抱いているが、パニックは起きていないとしたほか、脅威の高まりはないと当局は確信していると

語った。