イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊(IRGC)」は20日、同国南部ホルモズガーン州で米国の
無人偵察機を撃墜したと発表した。
イランの国営テレビ局「PRESS TV」が伝えた。
発表によると、イスラム革命防衛隊航空宇宙軍は、イランの領空に侵入した米空軍の無人機
RQ-4グローバルホークを撃墜した。
イランの精鋭部隊 イスラム革命防衛隊
イランとアラブ諸国のメディアは6月13日、 オマーン湾で2隻の石油タンカー
「フロント・アルタイル」「 コクカ・カレイジャス」に対し攻撃が行われたと報道。
一部の情報によると、魚雷による攻撃が行われ、 その結果2隻の船上では爆発と火災が発生したという。
一方、 爆発と火災の原因となったのが実際に魚雷攻撃だったことを公式に 確認する情報はない。
2隻の乗組員らは全員救助され、 イラン国内に避難した。2隻のうち一隻を所有する船主によると、
フロント・アルタイルには攻撃当時、 ロシア人11人が乗っていたものの、 その中に負傷者は
いないという。
米国は今回の攻撃について、 イランが実行したものだとして非難した一方で、 具体的な証拠は
示していない。 これに対してイランのザリフ外相は、 タンカーへの攻撃に同国が関与したとする
米側による非難について 、根拠のないものだと述べている。
ロシアのリャプコフ外務次官は、 今回のタンカーを巡る事案に関する罪をイランに着せようとする
試 みが行われる可能性についてロシアは注意を促すと述べた上で、 今回の事案を情勢の緊張を
高める目的で利用しないよう呼びかけて いる。