前皇太子、元内相ら拘束か。サウジ皇太子が基盤固め―米紙
2020年03月07日17時00分 時事通信
サウジアラビアのムハンマド皇太子(右)とナエフ前皇太子=2016年6月、西部ジッダ(AFP時事)
【カイロ時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は6日、サウジアラビアの事実上の
最高権力者ムハンマド皇太子が、サルマン国王の実弟アハメド王子(元内相)ら王族3人を拘束したと
伝えた。拘束理由は不明だが、クーデター未遂などに問われた可能性がある。皇太子が権力基盤の
強化を急いでいるとみられる。
同紙によると、2017年6月にムハンマド皇太子が副皇太子から昇格した際、解任された
国王のおいのムハンマド・ビン・ナエフ前皇太子も拘束された。前皇太子は職を解かれた後は自宅
軟禁下に置かれていたとされる。さらに前皇太子の弟も拘束対象となった。