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<英国タンカー拿捕:続報>イラン当局、英タンカーは漁船と衝突と主張 調査を開始

2019-07-20 19:50:28 | 中東・アラブ諸国

イラン当局、英タンカーは漁船と衝突と主張 調査を開始

2019年7月20日 19:02 発信地:テヘラン/イラン   AFP

イラン南部バンダルアバス沖に停泊する英船籍タンカー「ステナ・インペロ」。タスニム通信の公開写真(2019年7月20日公開)。


【7月20日 AFP】中東のホルムズ海峡(Strait of Hormuz)で英船籍のタンカーがイラン革命防衛隊

(IRGC)に拿捕(だほ)された問題で、イランの港湾当局は20日、漁船との衝突事故として調査を

開始したと発表した。

 

 イラン側の主張によると、スウェーデン企業が所有する英タンカー「ステナ・インペロ

(Stena Impero)」は19日、サウジアラビアに向けて航行中に漁船と衝突し、現在はイラン

南部ホルモズガン(Hormozgan)州バンダルアバス(Bandar Abbas)沖に停泊中だという。

 

 ホルモズガン州港湾海事局のアッラーモラド・アフィフィプール(Allah-Morad Afifipoor)長官は、

イランのファルス(Fars)通信に対し、「きょうから州港湾海事局の本部で、専門家らによる事故原因の

調査が始まった」と述べ、英タンカーが航行中に漁船と衝突したため、法律上、事故原因を究明する

調査が必要になったと説明した。 

 

 一方、英政府は前夜から20日にかけて緊急事態対処会議「コブラ(COBRA)」を開き対応を協議。

会議後、英政府報道官は「イランの行動は国際的な航行の自由に対する明らかな挑戦であり

容認できない。現在も深く憂慮している」と語った。さらに、英国の船舶に対してホルムズ海峡の

航行を当面避けるよう勧告したと明らかにした。

 

 アフィフィプール長官によると、ステナ・インペロの乗組員23人は現在も乗船したままだという。

フィリピン政府が発表した乗組員の国籍はインド人18人、ロシア人3人、ラトビア人とフィリピン人が

1人ずつとなっている。

 
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