陸上イージスで巡航ミサイル迎撃…中国に危機感
2017年10月18日 06時00分 読売新聞
政府は、ミサイル防衛態勢強化に向けて導入する方針の陸上型イージスシステム「イージスアショア」について、弾道ミサイルに
加えて巡航ミサイルを迎撃する機能を兼用させる方向で検討に入った。
中国の爆撃機が日本周辺での飛行を繰り返す中、巡航ミサイルによる脅威にも備える必要があると判断した。
複数の政府関係者が明らかにした。政府は2023年度をめどにイージスアショアを国内に2基配備したい考えだ。
日米が共同開発中の新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」を搭載し、高度1000キロ・メートル超で弾道ミサイルの迎撃が
可能となる。これに、巡航ミサイルにも対処できる多機能型の対空ミサイル「SM6」を搭載する方向だ。
米国では、巡航ミサイルや戦闘機など低空からの攻撃と弾道ミサイルの脅威に同時対処する構想を「IAMD(統合防空・ミサイル
防衛)」と称し、迎撃ミサイルや情報共有システムなどの開発と実戦配備が進められている。
SM6はIAMDの中核となる米国開発の対空ミサイル。射程は300キロ・メートル以上ともされ、発射場所から遠く離れた地点に
いる早期警戒機などのレーダー情報を基に迎撃する能力を持っている。地上や艦上のレーダーでは捉えにくい低高度を飛ぶ
巡航ミサイルへの対処能力が高い。短・中距離弾道ミサイルも迎撃可能だ。
SM6は、SM3ブロック2Aのようにイージスアショア2基で日本全土をカバーすることはできないが、巡航ミサイルの脅威から
首都圏など重要拠点を常時守ることが可能となる。
政府がイージスアショアにSM6の配備を目指すのは、中国の巡航ミサイルへの危機感からだ。中国の国産戦略爆撃機「H6」は、
射程1500キロ・メートル以上で核弾頭搭載の巡航ミサイルを装備でき、頻繁に日本周辺を飛行している。自衛隊が保有する
既存の対空ミサイルは、巡航ミサイルが近づいてからでないと迎撃が難しいのが実態だ。
防衛省は来年度予算の概算要求で、試験用としてSM6の取得費21億円を計上。イージスアショアに先行してイージス艦への
配備を目指している。SM6と情報連携できるシステムの導入も合わせて検討する。イージス艦搭載のSM6の運用の主眼は
航空機や対艦ミサイルの迎撃に置かれる見通しだ。
◆巡航ミサイル=搭載したレーダーなどによって攻撃目標に向かう精密誘導兵器。米国の「トマホーク」が代表例。弾道ミサイルが放物線を描いて上空から飛来するのに対し、地表や海面をはうように飛ぶ。地球の丸みを利用して水平線の陰に隠れるため、迎撃側にとってはレーダーによる発見が遅れる。
教育費の無償化よりもミサイル防衛費を優先してもらいたいですね。
防衛力完璧にしてもらいたいですね。予算の関係もありますがTHAAD配備も。
今回の選挙は正にこの問題なのに、国民の半分は危機感を感じていないのでしょうか。安保反対、憲法改正反対を主張する党がここのところ勢いをつけてきました。
民進党の支持者や左翼から票が集まるのはしょうがないとしても、国民はもっと日本の未来を考えて欲しいです。
安倍さんには憲法改正まできっちりやってもらいたい。北朝鮮の問題が解決しても中国は必ず日本を侵食します。
この選挙で自公が負けたら日本の未来は真っ暗になる気がします。
寒い日が続いてますがお体ご自愛ください。頭痛がおきないといいですね。