トルコとイランの国境で大地震 負傷者は100人超
2020年02月23日 22:29 SPUTNIK
23日、イランとトルコの国境付近で大型地震が発生し、これによる負傷者の数が112人に
のぼっている。地元のマスコミが報じた。
負傷者数は現時点でイランで75人、トルコで37人。トルコでは9人が死亡している。
欧州地質調査所（EMSC）の発表によれば、地震は世界標準時5時52分（日本時間14時25分）に
イランとトルコの国境を接する地域で発生。揺れの大きさはマグニチュード5.7。
震源地はイラン東アーザルバーイジャーン州 の州都タブリーズから西に141キロ、トルコのオザルプ市
から南東に71キロの地点。震源の深さは5キロ。
Several dead, 1000+ collapsed buildings after #earthquake rocks eastern #Turkey
— RT (@RT_com) February 23, 2020
DETAILS: https://t.co/vFYlJfrZyW pic.twitter.com/DoBm22sCD7
【イランで地震】 トルコでの死者9人に 2人重体
イランの西アザルバイジャン州フボイで発生したマグニチュード5.9の地震により
トルコ東部ワン県で死亡した人の数が9人（うち子どもは5人）になった。
トルコ共和国保健省のファフレッティン・コジャ大臣は、地震で死亡した人の数は9人、
負傷した人の数は50人であると発表した。
コジャ大臣は、負傷した人のうち2人は集中治療室にいて、命の危険があることを明らか
にした。
ワン県のメフメト・エミン・ビルメズ知事は、現在がれきの下には誰も取り残されて
いないと発表した。
レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領は、イランで発生し、ワン県でも揺れが感じられた
地震について、ソイル大臣から電話で情報を得た。
フアト・オクタイ副大統領はデニズリで記者会見をし、地震のがれきの下には誰も
取り残されず、捜索救助活動は終了したと発表した。
関係全当局が被災地に向かったことを告げたオクタイ副大統領は、トルコ災害緊急事態
管理庁のコーディネートのもと、ワン県であらゆる活動を行っていると述べた。
オクタイ副大統領は、地震で死亡した人々に哀悼の意を表し、遺族にお悔やみを述べた。
負傷者にはお見舞いを述べた。
地震が発生したイランは、43の村が地震の影響を受け、75人が負傷したほか、住宅も
被害を受けた。
イランのある関係当局者は、これまでに死者が出たという報告は出ていないことを
明らかにし、「現地に捜索救助隊が派遣された」と述べた。
地震が発生した地域では余震が続いている。
イランのテヘラン大学地震学センターから行われた発表によると、
現地時間の2月23日9時22日、西アザルバイジャン州フボイを震源地とするマグニチュード
5.9の地震が記録された。
震源の深さは6キロと記録された地震は、トルコ東部のワン県を中心とするいくつかの県でも
観測された。
地震の影響を大きく受けたワン県バシュカレ区では、れんが造りの建物がいくつか壊れた。