トルコ洪水、死者31人に。エルドアン大統領「災害激甚地」宣言
2021年8月14日1:23 REUTERS
8月13日、トルコのカスタモヌ県で撮影(2021年 ロイター/Can Erok/Demiroren Visual Media via REUTERS)
[シノップ(トルコ) 13日 ロイター] - トルコ北部の黒海沿岸地域で発生した豪雨による洪水で、
これまでに31人が死亡した。同地域では救急隊員による救助活動が行われている。
災害緊急事態対策庁(AFAD)によると、北部のカスタモヌ県で29人、隣接するシノップ県で2人が
死亡。10人が病院で治療を受けているという。野党議員は行方不明者が多く、死者数が急増する可能性
があると述べた。
トルコのソイル内相は12日遅く、バルトゥン県、カスタモヌ県、シノップ県に広がる被害状況を調査
した後、記者団に対し、「私が見た中で最悪の洪水被害だ」と述べた。
エルドアン大統領は3県を災害激甚地と宣言した。
AFADによると、地域住民1800人以上がヘリコプターやボートで避難している。
トルコの気象当局によると、黒海沿岸地域の中央部および東部でさらなる豪雨が予想され、洪水が発生
する恐れがあるという。
トルコ北部で洪水が多発、死者も