トルコの沿岸部で大規模な山火事が相次いで発生し、これまでに少なくとも8人が亡くなった。
被害にあったマルマリスの住民は、育ててきたミツバチがいなくなってしまったと悲しんでいる。
トルコのこの地方は、松から作られるパインハニーの需要の大半を担っている。
パインハニーを生む繊細な生態系が、今回の山火事によって大きく破壊されてしまった。
BBCトルコ語が、将来を憂う養蜂家を取材した。
エルドアン大統領、「196か所の森林火災が制御、12か所でまだ続いている」
レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領が、トルコの44県で発生した208か所の森林火災のうち196か所が制御されたと述べた。
2021年8月6日 TRT
エルドアン大統領はイスタンブールで会見し、トルコの44県における森林火災について情報を伝えた。
エルドアン大統領は、「44県で発生した208か所の森林火災のうち196か所が制御された」と述べ、なおも
続く12か所の火災に関しては、
「消火活動のためにあらん限りの能力を駆使している。陸と空からの消火用の車と航空機を大幅に
増やした」と話した。
「我が国を決して砂漠にしない。乾燥させない」と述べたエルドアン大統領は、
「焼失した地域で被害を確認する活動が続いている。植物の生産や畜産業の被害を最短期間で保障する。
『未来への息運動』により、国民1人1人に3本の苗、合計2億5200万本の苗を今年中に植えられることを
願っている」と語った。
エルドアン大統領は、森林火災に関して"Help Turkey"のタグによりソーシャルメディア上でシェアが
行われたことについて、
「"Help Turkey"というキャンペーンを始めた人々がいる。それに対して我々が言うことはただ一つ、
『強いトルコ』だ。事実、そう我慢できずにすぐに"Help Turkey"を止めてしまった」と話した。