【トルコ:日本祭り2018】 JICA帰国研修員アクションプラン・コンテスト 3/3開催
2018年3月2日 TRT
トルコと日本の発展を目指し、日本での学びを素晴らしい形でトルコに反映させた人々が3/3、
表彰される。
在トルコ日本国大使館により、首都アンカラで初めて開催されている「日本祭り2018」のプログラムのひとつ、「JICA帰国研修員
アクションプラン・コンテスト」の授賞式は、国際協力機構(JICA)とJICA帰国研修員同窓会が主催し、アンカラ駐在の日本国特命
全権大使宮島昭夫(みやじま あきお)大使と、研修員の経験がある日本トルコ議員連盟のアルパスラン・カワクルオール会長の
臨席のもと行われる。
国際協力機構(JICA)から得られた情報によると、国際協力機構(JICA)は公的機関を中心にさまざまな分野で活躍するトルコの
人々に日本での研修の機会を提供しており、これまでに約4000人のトルコの人々が日本に招かれ、防災、地方開発、都市インフラなど、
さまざまな分野で研修を受けた。
この研修で、トルコと日本の発展に大きく貢献する人々がたくさん誕生した。
国際協力機構(JICA)は、研修を受けた人々(「JICA帰国研修員」)が研修内容を帰国後にどのように生かしているかを審査し、
優れた人々を表彰している。
3月3日、授賞式が行われるJICA帰国研修員アクションプラン・コンテストでは、2016年から2017年に日本で研修を受けたトルコの
人々が審査の対象となった。
審査の結果、次の4人が入賞者として選ばれた。
アスラン・メフメト・チョシュクンさん[首相府災害緊急事態管理庁(AFAD)テキルダー県支局]
「障がい者や高齢者のための防災トレーニングを実施」
セルカン・デミレルさん(コンヤ特別市消防局)
「防災教育普及のために、小学校への出張防災トレーニングを実施するとともに、消防局への小学生の社会見学受け入れを開始」
ナズル・デミル区長(カイセリ県フェラヒエ区)
「地域資源を有効活用し村落女性の生計向上を図るため、女性向け食品加工講座を開設し、加工製品のブランド化やマーケティングを支援」
バイラム・トゥルケル区長(キリス県ポラテリ区)
「単身生活する高齢者への社会参画支援」
日本が「ひな祭り」を祝福する3月3日に行われるJICA帰国研修員アクションプラン・コンテストの授賞式では、入賞者4人が研修
成果を発表する。
日時は3月3日10時から12時30分(トルコ時間)、会場はアンカラ県オラン地区の土日基金文化センター(とにちききんぶんか
センター)となっている。会場には9時(トルコ時間)より入場可能である。入場無料。同時通訳つき。
■ 国際協力機構(JICA)■
トルコ国際協力調整庁(TIKA 読み「ティカ」)同様、世界各地でさまざまな開発協力を行っている国際協力機構(JICA)は、日本でそれまで国際協力活動を行っていた国際協力事業団の業務を引き継ぐ形で、2003年10月1日に設立された。トルコ事務所は首都アンカラのガージオスマンパシャ地区にある。
■ JICAトルコ帰国研修員同窓会 ■
JICAトルコ帰国研修員同窓会は、国際協力機構(JICA)および日本での国際協力機構(JICA)の研修を受けてトルコに帰国した人々(「JICA帰国研修員」)どうしのネットワークを強化し、国際協力機構(JICA)の事業を通じてトルコと日本の関係を強化促進することを目的に、1988年に帰国研修員有志により発足した。非政府組織(NGO)としてトルコ国内で正式に登録・認可されているJICAトルコ帰国研修員同窓会の正式会員数は、約400人である。
■ 日本祭り2018 ■
「日本祭り2018」は、「日本とトルコの両国民の心の距離をもっと近づけるために、トルコにいながらにして日本を体験する機会をもっと増やしていきたい」という宮島大使の思いから、トルコの首都アンカラで初めて実現したお祭りである。2月10日に始まった。3月18日までさまざまなイベントが行われる。
「日本祭り2018」に関する詳しい情報は、公式サイトから入手可能である。