日本の救助チームが作業本格化 住民「驚くほど迅速だ」
2017.9.23 20:4 産経新聞
【メキシコ市】メキシコ中部で起きた地震は22日午後、建物のがれきの下に取り残された人々の生存率が急減するとされる発生後
72時間が経過した。数十人が生き埋めになっているとされるメキシコ市中心部のオフィスビルの倒壊現場などでは日本が派遣した
救助チームが作業を本格化させた。
21日に到着した日本の救助チームは同日夜から市内にある集合住宅の倒壊現場で作業を開始し、女性の遺体を発見した。
現地で民間の救助隊を率いる男性(49)は「作業が驚くほど迅速だった」と日本隊の活躍に舌を巻く一方、「もっと早く作業が
始まっていれば…」とつぶやいた。22日には市中心部の倒壊現場で作業したが、72時間経過後、政府に対していら立つ市民と
警官隊の小競り合いが発生した。
メキシコ政府によると地震による死者数は293人に上った。
発見された遺体に黙祷を捧げる日本救助隊の姿に感動と感謝の意をメキシコ国民は表わしています。
災害の状況を把握し救助隊編成までに時間を要しますが、あと1日早ければと思う気持ちもわかります。
地理的条件もありすぐに駆け付けるのは無理なんですよね。これが日本としては精いっぱいの速さなのでしょう。
22日、メキシコ市中心部の被災現場で活動を本格化させた日本の国際緊急援助隊(加納宏幸撮影)