バングラの立てこもり、犠牲者20人 全員が外国人 軍幹部
2016年07月02日 19:47 発信地:ダッカ/バングラデシュ AFP
【7月2日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で武装集団が飲食店を襲撃し、人質を取って立てこもっていた事件で、
軍幹部は2日、民間人20人が殺害され、その全員は外国人だと明らかにした。犠牲者の多くは斬殺されていたという。
ナイーム・アシュファク(Nayeem Ashfaq)准将はダッカでの記者会見で、
「20人の遺体を収容した。遺体のほとんどは鋭利な刃物で斬殺されていた」と述べたが、犠牲者の国籍には言及しなかった。
これまでのところ犠牲者の正確な国籍については明かされていないが、シャハブ・ウッディン(Shahab Uddin)中尉はAFPの取材に
対し、殺害された20人は全員外国人で、そのほとんどはイタリア人か日本人」だと述べた。
また、この事件では外国人3人を含む13人が救出されたが、アシュファク准将は「救出されたうちの3人は外国人で、
日本人1人とスリランカ人2人」だと述べた。
さらに軍によると、襲撃犯のうち1人が生きたまま拘束されたという。
当局はこれに先立ち、1日夜に襲撃事件が発生し警察が包囲にかかった際に起きた銃撃戦で警察官2人が死亡し、
治安部隊が2日早朝に店内に突入して武装集団の6人を殺害したと発表している。(c)AFP
バングラ事件、邦人7人含む20人死亡 安倍首相「痛恨の極み」
[ダッカ/東京 3日 ロイター] - バングラデシュの首都ダッカで1日夜、レストランに侵入したイスラム系とみられる武装集団が人質を
とって立て籠もる事件が発生し、外国人ら20人が殺害さ れた。
菅義偉官房長官は2日深夜の記者会見で、安否が不明だった日本人7人の死亡を確認したと発表した。
菅官房長官は会見で、3日にも政府専用機で遺族を現地に送る用意があると述べた。
現地の日本大使館の関係者が遺体を搬送した病院で確認したという。
7人はいずれも国際協力機構(JICA)プロジェクトのコンサルタント関係者で、男性5人、女性2人という。
安倍晋三首相は2日夜、官邸で記者団に対し、7人について「バングラデシュ発展のために尽力した皆さんであり、痛恨の極みだ」と述
べ、その段階で厳しい状況にあるとの認識を示していた。
共同通信など国内メディアによると、救出されたのは東京都内の建設コンサルタント会社社員の渡辺玉興さんで、国際協力機構
(JICA)の円借款のプロジェクトに従事していた。渡辺さんは被弾して負傷した。
人質事件があったのは外国人が多く集まる地区で、犯人は「アラー(神)は偉大なり」と叫びながらレストランに侵入した。
バングラデシュ政府は、現場に治安部隊を投入。事件発生から12時間後鎮圧した。
犯行グループのうち6人が死亡、1人が拘束された。事件をめぐってはイスラム国(IS)が犯行声明を出している。
犠牲者20人は大半が外国人で、多くが「鋭利な武器」により殺害されたという。イタリア外務省筋によると、
複数のイタリア人も人質となり殺された。
バングラデシュの為に尽力されていた方がテロに遭い殺害されるなんてとても悔しい気持ちです。
ご冥福をお祈りいたします。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。