国連事務総長、平和に対する最大の挑戦を指摘
2018年06月19日 15:10 SPUTNIK
国連のグテーレス事務総長

中東における状況が国際共同体にとっての最大の挑戦であると、国連のグテーレス事務総長は考えている。
グテーレス事務総長は18日、フィンランド大統領の夏の別荘、クルタランタで行われている
ディスカッションクラブの一環で演説した。
グテーレス事務総長は、「諸問題は全地球的なものであり、これらの問題の解決は全地球的レベルで行わなければ
ならない。信頼の欠如が大きな問題となっている。挑戦の数は多く、そのうち最も大きなものが中東だ。
イスラエルやイランなど、数多くの国があり、これらの国々は共通の原則に従っているのではない。
紛争を予防するためのメカニズムがないのだ」と述べた。
国連事務総長はまた、サイバー戦争の可能性に関して危惧を表明。グテーレス事務総長の言葉によると、
似たような戦争の具体的な事例のいくつかについて、グテーレス事務総長は知っているものの、
これらの事例について自らの演説では挙げなかった。
グテーレス事務総長は、「将来、2つの国の間で戦争が起こる場合、大規模なサイバー攻撃が発生する可能性について、
私は疑っていない。これは、防衛システムだけでなく、社会の重要インフラにも関わることだ。
そして世界は、このことに向けて準備ができていない」と強調した。