ニューヨーク州住民がWHOを相手に訴え コロナウイルス情報の遅れに対し
2020年04月21日 15:06 SPUTNIK
世界保健機関(WHO)によるコロナウイルス感染症に関する情報提供の遅れが多くの
死を招いたとして、米国で最も損害を受けた地域の住民が同機関を相手に訴えを起こした。
英紙ガーディアンが報じている。
ニューヨーク州南部地区地方裁判所に訴えを起こしたのは、ウエストチェスター郡
ニューロシェル市のリチャード・クリングさんとスティーブ・ロトカーさん、
同郡スカーズデール町のジェンナー・プルシアさん。
WHOは重大な過失の罪で起訴されている。原告側は集団訴訟の一部として同地域成人
75万6千人への損害賠償を要求している。
ニューロシェル市では米国において最も早い段階でコロナウイルス感染拡大が始まった。
4月18日の時点で、ウエストチェスター郡では計2万3803人、ニューヨーク州全体では
24万2786人にコロナウイルス陽性反応が確認されている。