ニューカレドニア沖でM7.5の地震、津波警報発令
2018年12月5日 16:14 発信地:シドニー/オーストラリア AFP
ニューカレドニア沖で発生したマグニチュード(M)7.5の地震の震源を示した図。
【12月5日 AFP】(更新、図解追加)南太平洋のフランス特別自治体ニューカレドニア(New Caledonia)
沖で5日、マグニチュード(M)7.5の強い地震があり、津波警報が発令された。
震源は政庁所在地ヌメア(Noumea)の東方約300キロ。深さは10キロと浅く、米太平洋津波警報
センター(Pacific Tsunami Warning Center)は震源から1000キロ以内の海岸沿いで危険な津波が
発生する恐れがあると警告した。
同センターは津波を観測したとも発表したが、具体的な場所は明らかにしていない。
またニュージーランドの北に位置するニューカレドニアの住民に対し、最大3メートルの津波予想と
緊急避難警報がテキストメッセージで送られたという。
だが、ニューカレドニアと近くのバヌアツの住民は地震を感じなかったと述べており、バヌアツでは
津波警報のサイレンがすぐに鳴らされなかった。
さらに複数回の余震が報告されており、同センターはニューカレドニアとバヌアツに最大3メートル、
フィジーの一部に最大1メートルの潮位上昇を警告している。
ニュージーランド当局も地震発生後、同様の警報を発令したが、これはすぐに撤回された。
また米地質調査所(USGS)は地震直後にマグニチュードを7.6と発表したが、その後7.5に訂正。
被害規模はまだ報告されていないが、USGSは、人命の犠牲という点では被害は最小限と予測している。