自由韓国党議員「北朝鮮産石炭を運搬した船舶は2隻だけでない」
関税庁に確認
2018/07/26 10:11 朝鮮日報
保守系野党・自由韓国党の沈在哲(シム・ジェチョル)議員は25日「北朝鮮産石炭を韓国国内に運んだ疑いのある
船舶はこれまで知られた2隻だけでなくもっと多い」と明らかにした。
国会企画財政委員会に所属する沈議員は報道機関向けに作成した資料の中で「関税庁に確認したところ、
昨年8月に国連で北朝鮮に対する制裁決議が採択されてから、外交部(省に相当)が北朝鮮産石炭を運搬した疑いが
あるとして関税庁に通知した船舶は、これまで知られた2隻以外にも多数あるとの説明を受けた」と主張した。
これまで北朝鮮産石炭を韓国に運搬したのはシエラレオネ船籍の貨物船リッチグローリーとパナマ船籍の
貨物船スカイエンジェルの2隻とされてきた。
しかしその具体的な内容について関税庁は「外交・安全保障問題とも関連する微妙な問題」として資料の提出に
応じなかったという。関税庁はさらにリッチグローリーなどを調査した結果について記載された報告書についても
「今も調査が行われている」として提出を拒否した。沈議員が明らかにした。
一方で北朝鮮は最近になって国連制裁により中断していた鉄鉱石の輸出を一部再開したもようだ。
北朝鮮の内部事情に詳しい中国丹東の消息筋は25日「7月に入って丹東と新義州をつなぐ中朝友誼橋を通じトラック
6-10台分の鉄鉱石が中国に運ばれた」「中国税関の検査も緩くなっているようだ」と伝えた。