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主夫の徒然なるままに

「宝くじで1億円当たった人の末路」


「~~だった人の末路」なんていう本を読みたい心理は、最後は悲しい目にあう不幸な人を覗き見たい哀れな人間の性(さが)かも知れない。どんな悲惨な状態になるのかワクワクしながら読み始める。


≪23の末路≫
・宝くじで1億円当たった人の末路
・事故物件借りちゃった人の末路
・キラキラネームの人の末路
・「友達ゼロ」の人の末路
・子供を作らなかった人の末路
・教育費貧乏な家庭の末路
・賃貸派の末路
・自分を探し続けた人(バックパッカー)の末路
・留学に逃げた人(学歴ロンダリング)の末路
・「疲れた。海辺の町でのんびり暮らしたい」と思った人の末路
・電車で「中ほど」まで進まない人の末路
・「グロい漫画」が好きな人の末路
・外国人観光客が嫌いな人の末路
・癖で首をポキポキ鳴らし続けた人の末路
・8時間以上寝る人の末路
・いつも不機嫌そうな上司の末路
・体が硬い人の末路
・禁煙にしない店の末路
・日本一顧客思いのクリーニング店の末路
・リモコン発見器の末路
・ワイシャツのしたに何を着るか悩む人の末路1・末路2
・男の末路
・アジアの路上生活障害者の末路

 

 宝くじで1億円当たった人の末路が、十数人具体的に書いてあると勝手に想像して読み始めてみたが、13ページで終わり。具体例はまったくなく、誰もが想像する注意点、例えば、周りの人から感づかれないように無駄遣いは避ける、などで終了。結論は、「当たっても当たらなくても、ろくなことはない。」でも、読み物としては面白い。さすが、週刊誌の連載物だ。

 23の末路、どれをとっても面白いが、塾講師の経験でいうと「キラキラネームの人の末路」は、考えさせる部分が多かった。
 どういう親がキラキラネームを付けるのか、「民度が低い、どちらかと言えばアウトローな親が付ける?」実際は、その逆で、中流以上、社会的地位もあり、とてもまじめな親が多い。ただし、自分は、個性的ではない、抑圧された人生を余儀なくされた。だから、子供は、個性的であり、自分の選んだ人生を歩んでほしい。キラキラネームが生まれる最もありがちなパターンだと解説されている。
 しかし、キラキラネームを持つ子供は入社や仕事で不利になったり、いじめの遭遇や親の虐待の危険も大きい。キラキラネームと学力の低さはある程度相関性があると主張する塾もあるなど、否定的な面が強くなり、2010年頃からは下火になっているようである。

 ちなみにネットでキラキラネームの実例を調べてみた。
 美少年(みさと)=男、
 今鹿(なうしか) =女、
 九珠(くず) =男、
 究極美子(くみこ) =女、
 雨存(あまぞん)=男、
 菜七(ななな)=女、 
 厳惰夢(がんだむ)=男、
 大穴(だいあな)=女、
 愛と夢(あとむ) =男 
  →→ 15歳になれば、自分で名前を変えることができる!

その他の末路として、個人的には、
 ・自分を探し続けた人(バックパッカー)の末路
 ・留学に逃げた人(学歴ロンダリング)の末路
などが楽しく読むことができた。

最後のあとがきで、「同調圧力に屈しないで!」がこの本のもう一つの主張だそうである。おもしろい読みものでした。TV番組になった




<高見校1年目の最終日>





<主夫の作る夕食>
だんだんと高級魚になりつつあるサンマ、焼いてみました




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