飲茶著の「史上最強の哲学入門」を読んで、そのわかりやすさに感動したので、「最強のニーチェ入門」を読むことにした。「先生」と「女の子」の対話形式で進んでいく。以前読んだ「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。」原田まりる著の本(レビュー済み)となんとなく方法論が似ているけれども、こちらが「ニーチェ」一本に絞っている点さらに詳しくなっている。ただし、どちらも読みごたえのある、そして理解するのに面白い本であることは確かである。
大学4年生の時に、出身校である北九州市の東筑高校で、倫理の教育実習をやった。今から考えると、あまりに無謀、あまりに無知だった自分が、この本によるところの黒哲学=実存主義を中心に「時間」についての説明をした。そんなことをした自分が、本当に浅はかだったとしか言いようがない。もし、その時、この本に出合っていたら、と思う。こうやってニーチェの哲学を説明をすれば、対象がニーチェであり、高校生であったのでどれほど受ける授業となったことか悔やまれる。
後半では、著者と哲学、著者とニーチェので出会いが、述べられているが、それも素晴らしい。著者の実体験をさらしだすところに哲学とニーチェへの熱量がずしんと伝わってくる。とにかく、もっと早くこの本に出合いたかった。
<主夫の作る夕食>
大好きな青梗菜と水餃子のスープ
<思い出の一枚>
バレンタインデーにちなんで。
ブルジュハリファの世界一高い場所にあるレストラン、アトモスフィアでお茶の時間を楽しみました。