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主夫の徒然なるままに

マルクス・ガブリエル「つながり過ぎた世界の先に」読んでみた

「哲学界のロックスター」と呼ばれる1980年生まれの若き哲学者マルクス・ガブリエル。コロナ後の世界をどのように導くのか、興味深々「つながり過ぎた世界の先に」を読んでみた。



 コロナに対応する世界各国の対応はさまざまで、いち早く対応した国々では、新たな波に苦戦し、対応に後手後手と言われた日本は、つかの間の春を味わっている。強烈な都市封鎖を実施した中国、ロックダウンで人々を家に閉じ込めた国々、経済の疲弊に多額の金をばらまき、危うい経済的繁栄を味わっている国々。グローバルと言う名のつながり過ぎた世界が、一斉に停止し、人々が立ち止まった。
 しかし、この世界的な危機に全世界が手をつないだと考えることもできる。この危機により世界は、「倫理的進歩」をもたらすことができると彼は断言する。そして、この「倫理的価値」は、「経済的価値」と矛盾せず、世界を新たに局面に導く。人々が倫理的な行動をすることにより「持続可能な資本主義」を可能にする、と。
 少し、難解な「新実在論」や「新実存主義」については、彼の他の著書を読まなければ理解は難しいが、このコロナのなかで国々や人々の新しい見方、考え方が、たいへん面白い。さすが哲学者の視点だと感じさせる部分が多く、参考になった。楽しく読み終えた。

(目次の一部)



<想い出の一枚>
台湾のスーパーにて
(↑美味しそうでもあり、食えなさそうでもあり)

(↑お菓子売り場が派手すぎ!)
※<パンダいっぱい>は、お土産売り場。


<主夫の作る夕食>
クリスマスはシャンパンとステーキ、そんな日があっていいよね。
後ろの冷蔵庫が少し恥ずかしい。

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