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主夫の徒然なるままに

脊柱間狭窄症再発手術から一年(1)


 ちょうど1年前のゴールデンウイーク直前に「脊柱間狭窄症」の再発手術をうけた。あれから1年がたった。当時の手術の結果をブログに載せようと思っていたが、いつの間にか1年が過ぎた。再手術をする人はそう多くはないと聞いていたが、再手術を考えている人の何かに役立てばと思い文章にしてみる。



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 歩けなくなった。10mごとに休む。ゴミ捨てもいけない。3年前である。そこで、脊柱間狭窄症の手術をした。それから1年半後、4月頃より足先のしびれがではじめる。さらに、6月頃より、以前にもまして早く歩くことができなくなった。つま先立ちもできなくなった。

 以前、手術した産業医大の担当医に再受診した。「まだ再手術 の段階でない。運動量をふやせ」とアドバイスをもらう。そこで、ウォーキングに加えプールも始める。7月末、太ももの痛みに耐えきれず、手術を決心。お盆過ぎの手術を覚悟した。検査入院のためのPCR検査をうけると、なんと陽性反応がでた。一週間の自宅待機命令。同時に軽いぎっくり腰になった。その影響かどうかわからないが、状態がいい方に回復。手術の延期が決定された。

 毎日の運動を課す。ウォーキングや水泳、空き家になった親の家の片付けなど、毎日体を動かすようにした。しかし、状態はいい状態に向かわなかった。もともと2か所の狭窄部位を手術する予定が、最終的に1カ所のみの手術だったので、それが原因ではないかと考えざるを得ず、不安になった。以降、義両親の入院や介護施設の入所、家の解体、子供の結婚など、あっと言う間に時は過ぎた。

 家族関係のあれやこれやが一段落したので、脊柱管の再手術をうけることを決心した。背骨を切り開い手術はやはり恐怖を感じたが。

 3日間の検査入院。PCR検査 慣れたものとなった。30分間飲み食い厳禁、けっこうな量の唾をださなければならににで、その時まで、ためておいた。試験管にどっと吐き出す。30秒で終了した。隣おじさんの唾は血で真っ赤。ドキッとした。この人なんの病気だろうと、こちらが気持ち悪くなった。「口のなかが切れていたので血が混じっているけれどいいですか?」「いいですよ!」いいんだ、ちょっと安心。PCR検査は陰性で、手術のための検査入院へ。

 検査前日から入院。産業医科大学の整形外科病棟がいっぱいらしく西2階の病棟へ。少し古く6人部屋。のこり5人、抗がん剤や放射せん治療の話をしていた。みんな明るく元気そうに話しをしていた。看護師も明るい。
 まずは、血液検査、レントゲン検査、されに、苦手な肺活量検査、心電図と続いた。それが終わり、痛みの場所やしびれの場所の問診、部屋に戻る。無料wifiがないと思っていたら、何とかつながりの設定を確保。これは望外の嬉しさだった。スマホ以外のパソコンやタブレット持ち込み禁止とパンフレットにあったので、無料Wi-Fiがあるとは思わなかったが、これは入院生活には大いに助かる状況だ。

 翌日より検査開始。
まず、歩き方を見られる。パタパタ歩き(=ペンギン歩き)と言われる。足の各パーツの反力を5段階で計る。右足の先の反力がいちばん弱かった。歩く最大幅計る。階段上の椅子から立ち上がれるかチェック。40センチから始めて30センチ、22センチへ。さらに片足で立ち上がれるかチェック。私は全部無理だったが、隣の80代のおじいさんは、すべて立ち上がることができた。この人は、何の病気だろうと思ってしまった。元気すぎるだろう。

 次に、像影剤の注射が始まる。学生が注射を始める。背骨に注射するのは初めてらしく、うまくいかない。主治医やその他のスタッフからあれこれと指示を与えている。不安になる。前回、痛みの記憶がなかったので安心していたが、像影剤の注入で右足に電気が通るような嫌みが走った。なぜか中学時代のカエルの解剖をしたことを思い出す。神経をさわると足がピクッとなる。痛かっただろうと思った、すでに死んでいるのに。

 動きながらレントゲンを撮る機械は、最新式で、以前は人間が回転していたが、今回は、機械が回る。人間も時々体制をいれかえて撮影、いったい何枚とるのだろうかと思っていたら終了、どっと疲れた。

 (画像はHPよりお借りしています)

 監査結果を見ながらの主治医との面談が始まる。診断の結果、「今回は、3ヶ所手術しましょう。」軽く言われた。

 一年ほど、リハビリとして運動など頑張ったが、ここ2ヶ月は、悪化を強く感じていた。歩くスピードが遅くなり、歩ける距離も短くなった。特に荷物を持って2階階に上がることが難しくなっていた。「手術は仕方がないね」と自分に言い聞かせながら、予定の手術日に手術することを了承した。 病室へもどってきた。その病棟が呼吸器系疾患のものと知る。みな肺癌患者だったのだろう。翌朝、検査費用4万7千程を払って退院帰宅。

(2)に続く







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