近年、都市部を中心に、シェアハウスという形態の住宅供給が増え、人気も高く、一種のブームとなりつつあります。
シェアハウスの特徴は「各専用居室内に水回り等がなく、共用部の各種設備を活用して生活する賃貸住宅」と言えます。
シェアハウス入居者の約7割は女性で、20代・30代の若い世代がほとんどです。
若い女性世代が、入居者の主力となっていることを受け、今時のシェアハウスは共用部の充実、デザイン性の向上等を図った物件の供給が多く、
居住の快適性がより進む傾向にあるといえます。
実際にアパートオーナー（地主・家主）自ら管理・運営を行うケースもありますが、一般的には事業者（不動産会社等）がサブリース契約を締結して、
事業展開するケースが多いと思います。
一般の賃貸住宅経営に比べて、シェアハウス事業は、利益率の高い賃貸住宅事業となりうると思います。
シェアハウスでは、入居者との賃貸借契約は「定期借家契約」であることが通例です。
敷金、礼金はゼロで、その代わりに一定額のディポジットを収受し、事務手数料、退去時のクリーニング費用等に充てていきます。
なお、入居者による住宅内への家具等の持込みがほとんどないことにより、
原状回復等を巡って問題が生じる割合は、一般の賃貸住宅に比べて低いようです。
これから日本は外国人を多く受け入れていくことでしょうから・・・
家具付きの定期借家契約という入居システムが、シンプルで理解しやすいため、外国人の方には一般的ですので。
今後のアパート経営は敷金や礼金・更新料等を得ることは難しいかもしれません。
そのためにも、一般的な賃貸借住宅にこだわらずにシェアハウスを取り入れていくことも必要ではないでしょうか。
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