南関東・秩父の日本百名山巡りの4日目は埼玉県秩父の両神山1723mに登った。
- 2015年10月20日
- 両神山(りょうがみさん) 1723m
- 埼玉県秩父市、小鹿野町に所在
- 日向大谷ルート日帰りピストン
- 単独
- 交通手段はマイカーで両神山荘から1.5km手前の路肩スペースに駐車(通行止めで登山口Pまで進入せず)
- コースタイム&ルートマップ
- ショートムービー動画
10月20日朝4時半ごろに車中泊した道の駅「ちちぶ」から両神山荘を目指してマイカーで出発。
山荘手前の10kmくらいから「土砂崩れにより両神山荘手前で通行止め、登山口まで通行できません」の標識が何回も出てきた。
下調べ不十分さを後悔したが、行くだけは行こうと🚘を走らせると、山荘手前1.5kmくらいで「通行止」の看板が現れて「進入禁止」の看板とバリケードが出てきたので、その手前のスペースに駐車して徒歩で山荘へ向かった。
バリケードは完全封鎖ではなく🚘が通れるスペースがあるのが不自然で、ひょっとすると通行できるかも と思ったが、1kmちょっとだから歩くのもいいかとそのまま徒歩で進んだ。
後で知ったことだが、これはどうやら自治体が安全を見てとった措置のようで、昨今 自然災害について人的ミスを非難されるのを恐れてとった措置のように想像できる。
両神山荘付近まで行くと、🚘が数台停まっていて、やっぱり通行は全く問題ない状態だった。
下調べをしなかったのを後悔したが、日帰り登山には時間的に全く問題ないので山荘からの登山口に向かった。
🚘は数台停まっていたが、登山者は他に見られず、しばらくは一人旅で歩き続けたが、1時間半ほど歩くと先行者が一人見られ、やがて追いついて会話をしながら清滝小屋まで歩いた。
どうやら自分と同じ日本百名山巡り中とのことで会話が結構続いた。
清滝小屋は無人で避難小屋になっているが、中を覗くと寝具も置いてあり結構綺麗な感じだ。
現に2人分のシュラフが広げてあったので宿泊者がいるようだった。
小屋を出発するとやがて先ほどの人を追い越して先へ進んだが、鎖・ロープの箇所が次々に現れてきた。
必要ない所が多かったが安全登山として良く整備されていた。
途中で、谷向うの峰のほうから木がガサガサ大きく揺れる音が聞こえて、ひょっとしてクマさんかと思ったが離れているので気にせず歩いたが、何回も聞こえてくるので思わず後ろを振り向きながらの山歩きになった。
頂上直下にも大きな鎖があるが、捉まりながら歩く程度で難易度は低い。
頂上には4時間半ほどで着いたが、数人の登山者がいて、八丁峠からの人はヘルメット姿だったが急な鎖場の連続でかなり疲労度が大きいようだった。標識には危険個所多いので行くべからず的なことが表示されていた。
途中で追い抜いた登山者の方もしばらくして到着され、ランチを食べながら会話し、記念写真も一緒に撮ったが、上州 武尊山の山荘を経営している人のようで2500円/素泊まりなので使ってくださいとのお薦めがあった。
こちらのYoutubeについて教えてほしいとのことでチャンネルIDを教えてあげた。
下山も同じルートをピストンしたが、13時過ぎに両神山荘に到着、駐車場所まで舗装路を20分ほど歩いて、次の目的地「丹波山村」へ向かった。
深田久弥は、両神山について一種奇怪な形の山と書いているが、頂上の四角い岩のブロックが空に向かって突き出ているのが威圧的で異風だと言うものだが、実際に登ってみてもそのようには感じとれなかった。
両神神社には2頭の狼が控えていたのが印象的で、普通には狛犬らしいが何故狼なのだろうか。
沢沿いをひっそりと、清滝小屋へ向けて急登をひたすら、小屋から上は鎖・ロープと戯れ、眺望を楽しみながら登った山だった。
これで日本百名山58座目達成!
時間がたっぷりあるので この後マイカーで山梨県の丹波山村へ。
大菩薩ラインの10kmほど続く最高の紅葉を楽しみながらドライブした。
写真を並べた
両神山荘手前1.5kmでこの「通行止」「進入禁止」の標識と
バリケード(🚘が通れるスペースがあるのは何故だ)
朝6:09 この手前の路肩スペースにマイカーを停めて日向大谷へ
出発
前方のピークが両神山?
第3駐車場脇に階段があり、ここから両神山荘への近道らしい
日向大谷ルートの案内図がある
両神山荘のPには🚘が数台あり、通行可だ
登山口から直ぐ鳥居がある
鎖場が出てきた。特に鎖は必要なさそうだった。
巻き道のような狭い登山道が続く
7:04 清滝コースと七滝沢コースの分岐標識。清滝コースへ向かう
七滝沢コース入り口には「無理な登山はやめよう」が。難コースらしい。
清滝コースは しばらくは沢を渡渉しながら登る
沢を歩くとルートが分かりにくいが赤テープを見ながら間違わないように
水場だ。水はたっぷりあるのでここでは飲まなかった。
8:32 無人の清滝小屋へ到着。中は畳敷きで小奇麗だ。シュラフが
2人分広げてあったので誰か宿泊中のようだった。
びっくりしたのはトイレが水洗だった。
小屋から上は紅葉が進んでいる
小屋から30分くらい登ると、鎖やロープが次々に出てくる。
足場がたくさんあるので特に危険な箇所は全くなしで、鎖は不要
なところが多い。
岩に木が生えている。
このピークが頂上か?
頂上はこの岩を登ったところ。
ここも足場がしっかりしていて安全に登れる。
10:06 頂上1,723m到着。
僅かに富士山が見えていたがカメラには映らない。
10:45 ランチ後に下山開始。頂上の鎖場を下る。
END