芥川賞受賞作 柴崎 友香著『春の庭』を電子書籍 文藝春秋、2014で読んだ。
取り壊しが決まったアパートに住む三人の住人の不思議な関係。
写真集に載った一軒の家に絡んで展開する人の繋がりと執着心。
途中まではそれなりに面白かったのだが、最後の方はなんだか尻切れトンボのようで「えっ？」という感じだった。
あらすじ（ネット参照）
離婚したばかりの元美容師・太郎は、世田谷にある取り壊し寸前の古いアパートに引っ越してきた。
あるとき、同じアパートに住む女が、塀を乗り越え、隣の家の敷地に侵入しようとしているのを目撃する。
注意しようと呼び止めたところ、太郎は女から意外な動機を聞かされる……。
いつもの街の中に、気づかなかった「時間の流れ」や「暮らし」の歓びが浮かび上がります。