地方の個人塾から難関大学へ合格させるメソッド

塾長が、ホンネをつぶやきます

中1英語の教科書のハチャメチャっぷりが、スゴイ‼️

2021-04-05 05:24:00 | 日記

去年から始めた

小学生クラスの「英語超速先取り」。

 

今になって、

本当によかったと思っています。 


衝撃の事実をお伝えします。

 

中1の英語の教科書、

なんとLesson3の段階で

 

不定詞の名詞的用法

が登場するのである。

 

三単現のSが出てくる前に

「to + 動詞の原形」

を教えるという不自然さ・・・

 

 

なんということでしょう‼️

 

 

まあ、

Lesson1で

助動詞が出てくる時点で

「動詞の原形」なる怪しい言葉を

彼らに教えないといけないんですけれどね。

 

従来通りの指導で乗り切ろうと思っていたら

ちょっとまずいことになったでしょうね。


親の声が我が子に届かない理由は、コレ!

2021-04-03 05:18:00 | 日記

受験に向かって日々努力するお父さん、お母さんを私は本当に尊敬します。

合格という結果も、もちろん大事です。

ただし、受験を通して、お子さんが成長することや、親御さんからの愛情を感じ、より一層親子の絆が深まることが受験の一番の成功だと、私は思います。

適切な「褒め」はお子さんの成績向上と、親子関係の潤滑のために必要不可欠な要素です。

褒め不足の子供

とにかく褒めです。これで十分だろうという10倍褒めてください。日本人は一般に、言葉にすることが苦手ですが、日本の子供は慢性的な褒め不足です。褒め不足の子供は、愛情確認行動と言われるものを起こします。


頑なに勉強を放棄するのも一種の愛情確認行動

褒め不足のお子さんは、自己肯定感が低く自信が無く、心の底で万事につけ「どうせ自分なんて」と思ってしまい、一度でも壁に当たると「僕はもうダメなんだ」と思って投げだしてしまいます。

「勉強しなくちゃダメでしょ!」
子供もそれがいけない行動だということは分かっています。それ自体は悪い行為だけど、あなたのことを大切に思っていて、いつも見ているよという愛情を伝え、包み込んであげてください。

一番重要なのは、日頃からあなたのことが大好きだということを言葉に出して伝えることです。
これは、塾ではできません。お父さん、お母さんにしかできないことです

・褒める重要性

「褒め」の重要性を主張してきましたが、褒めて育てられた子供はどうなるのでしょうか?自己肯定感が高まると同時に、子供は根拠の無い自信を持つようになるのです。

一見悪いことのような気がします。しかし、子供の成長にとって根拠の無い自信は重要です。
勉強のできる生徒の多くは、謎の自信を持っています。これを調子に乗っていると、マイナスに捉えてしまう大人が非常に多いです。

根拠の無い自信は、知的好奇心につながります。

勉強にしても「なんかよく分からないな。でも、面白そう。僕ならできるかも!」みたいに取り組み始めます。壁にぶち当たっても「僕ならできる!」と思って頑張ることができます。

褒める前に怒ってしまうお母さんも多いかと思います。まず、前提として、受験は親のためにやるものだと考えましょう。「勉強していただいてる」のです。学校終わりに電車で離れた塾まで行って勉強するという、それだけで凄いことではないですか?成績に関わらず彼らはみんな凄いです。

「勉強をさせてあげてる」と思えば、サボってるのを見ると腹も立ちますよ。でも、子供から「僕は〇〇塾に入って勉強したい!」と言われて受験を始めたご家庭ってほとんど無いはずです。一部の例外を除いて、死に物狂いで受験をしたいではないですよね。

自分が中高生の時に、勉強をさせてもらえるありがたみとか微塵も分からなかったはずです。むしろ、本当の意味で、それが分かる子がいたら気持ち悪いです。子供が遊びたい時間を削って「勉強していただいてる」のだから、多少無理して笑顔を作って褒めてあげましょう。

・褒め方

これが一番重要なのですが、多くの親御さんはできるようになったら褒めようと考えますが、逆です。褒めるからできるようになるんです。

私の受け持っていた生徒で、ノートを取らず、話も聞かず、課題を全くしてこない生徒がいました。軽く注意をしても飄々とした態度で、私は叱るか迷いました。しかし、冷静になって、この子は叱ったところで次の課題をすることは無いだろうなと考えました。

そこで褒めてみました。正直褒めるところは無いのですが、できた設問を無理やり褒めました。授業中に話を聞かなかろうと絶対に怒りません。

さて、課題なんですが、次の週もやってきませんでした。でも、褒めました。その次の週もやってきませんでした。でも、褒めました。さらに次の週、少しだけ勉強するようになりました。滅茶苦茶褒めました。

そこからその子は一気に満点に近い点数を取るようになり、授業中も話をよく聞いてくれるようになりました。もし、あそこで叱っていたら、絶対にこうはならなかったはずです。

できた時に褒めるのは当然です。できない時に褒めるから価値があるのです。特にご家庭では、結果が出なくても褒めてあげてください。

将来、彼らが社会に出ていき厳しい経験をしていくことでしょう。社会は冷たいです。受験なんかその最たるものですが、結果でしか評価されません。その社会で勝ち上がっていくのは容易ではないです。99%の人は出世競争を途中で諦めて、自分なりの幸せをつかみに行くはずです。そうなった時に、青年期の親からの無条件の愛情は、挫折した時の彼らにとってかけがえのない心の支えになります。

さて、具体的にどうすればという話ですが、部分を褒めることと、プラスの言葉をかけることを意識しましょう。

例えば、子供の筆算が汚くて計算ミスが多発していたとしましょう。当然「綺麗に書きなさいよ」と言うわけですよね。でも、自分が子供の立場だとして、親からそんな風に怒られて嬉しい気持ちはしないはずです。

「なんだい!僕だって宿題頑張ってるのに!!」じやなくて「キレイに書くと計算ミスが減るよ」「ここの部分丁寧に書けてるね」(数字の7がきれいに書けていたとかそのレベルで良いです)とにかくプラスの言葉をかけることです。

そうすると不思議なことに、あれだけ怒っても、何度言っても解決しなかったのに、一か月もしないうちに必ず変化が訪れるはずです。

ポイントになるのは、まずは受け入れてあげることです。自分が、会社の上司から、時間外業務を任されてしかたなく仕事をしていたら、横から突然やってきた上司が上から目線で「この資料の作り方はねぇ~」と言い出したら、どつきたくなりますよね。

逆に時間外業務を同じようにやるにしても「いつも頑張ってるね!資料作りも凄い良くできてる!一点、ここの部分だけ直すと凄い見栄えが良くなるから、俺も付き合うし一緒に直そうよ!」と言われたらどうですか?少しは頑張ろうかな、という気持ちになると思います。

人は自分のことを受け入れてくれた人の言うことなら聞きます。

相手に求める前にまずは相手を受け入れましょう。

なぜか、自分がされて嫌なことで普段なら絶対にしないのに、子供相手になると悪気無く、無意識で上から目線で話してしまったりします。子供であろうと、きちんと一人の人間として尊重してあげましょう。

ただし、人間なので常に優しくすることはできないかと思います。

そういうときはお子さんに「母さん、今日はどうしても疲れてるから厳しい言い方しちゃうかもしれない。ごめんね。」と言いましょう。

大事なのは、怒ってしまったとしても、子供のことが嫌いで起こったんじゃないよと伝えてあげることです。

褒め方としては、自分が子供の立場だとして、どうやって言われたら嬉しいかを意識すると良いです。

イメージとしては「なんでできないの」じゃなくて「次は一緒に頑張ろうね」です。

繰り返しになりますが、お父さん、お母さんは、あなたのことが大好きだということを言葉に出して伝えてあげてください。
これは、塾ではできません。お父さん、お母さんにしかできないことです。



英語の長文の速読、大切なのはコレ❗️

2021-04-02 07:33:00 | 日記

共通テストの英語は速読競技会と化し、難関私立の文章量増加も顕著だ。

もはや「速読」という能力は大学入試において必須である。

そして当然のように、過去問や模試を解いていて「どうやったら速く読めるか」って質問が急増する。

ここでおかしな「速読法」を始めてしまうと、確かに瞬間的に共通テスト模試では点数が上がったりするのだが、それはあくまでテスト形式に慣れただけで実際の英語力の増強にはつながらず、点数が頭打ちになったり、2次や難関大の英語に太刀打ちできなくるので、くれぐれも注意してもらいたい。

目先の利益にとらわれず、最終的な志望校合格を想定した勉強をしよう。

当たり前のことだが、英文を読むためには、英文法と語彙力が必須。

これがなければ長文を読むということは不可能で、現状ここが必要レベルに到達していない人は、まず基礎文法を理解し、共通テストレベルの英単語やイディオムをしっかり暗記してから長文演習に入ろう。

ただしここで1点注意したい。

英文法に関しては、学校からネクステのような選択問題形式の文法問題がたくさん載っている問題集を配布され、小テストをされている人が多いが、これらは相当上手く勉強できる人でないと、ただ解答を暗記するだけの勉強になり、英文を読んだり書いたりする文法力につながらない。

必要なのは、その文法が持つ性質を理解し、文構造を把握して、精読ができるようにすることであり、文法問題の正答率を上げるためではないということを理解しよう。

英単語についても、小テストのために一対一の日本語の意味の暗記でしのいでいるような人は、なかなか長文中で実際に出てきたときに意味が思いつかない。

速読の練習を始める前に、まずやってほしい。

「速く」読みたいと思っている入試問題を全訳してみよう

模試の問題や共通テストでいいので、ちゃんと日本語訳をノートに書いてみる。

辞書は使わずノーヒント、時間無制限でだ。

そうすると、いったいどれくらいの文章が、現在の自分の力で訳せるか明確になる。

そのとき訳せた以上に速読で訳せることは100%ない

当たり前だが、精読できないものは速読なんてできない。

ここを履き違えている人が多い。

精読と速読は別物で、ちゃんと読むことはできなくても、適当に読むくらいなら大丈夫だろう…。

そんなわけない!

読めないものはどうやっても読めない。

速読は精読の高速化以外の何物でもない、ということを知ろう。

スキャニングなど、楽してできそうなキーワードがネット上に転がっているが、残念ながら、それらは全て本気出したら読めるよ、って人だけができる「技術」にすぎない。

だからこそ英文法と英単語をすっ飛ばして、長文読解に入るなんてありえないことだし、まずはしっかり一文一文「精読」できる力を身につけよう。

例えば精読で文構造を把握する力が付けば、一文を句や節のカタマリで把握できるようになるし、SVOCを瞬時に見抜き、前から読むことが可能になる。

どうしても速読となると「読み飛ばし」をしてしまう人がいるが、それは絶対にやめよう。

もちろん簡単な小学生の国語の問題であれば、ちゃんと読まなくても内容が取れることもあるかもしれないが、大学入試の英文レベルでは、それは難しい。

「読み飛ばし」を行うことで、逆に一文の意味が捉えられなくなり、パラグラフの内容が捉えられなくなり、最終的に本文全体の内容が把握できなくなる。

そうなると結局問題を解く際に必要な情報が足りず、読み直しが必要になる。

急がば回れの精神で、しっかりすべてに目を通す必要がある。

大切なのは「読む・読まない」ではなく、読みの「強弱」だ。

時間が足りないという人が問題を解いているところを見ていると、何度も何度もページをめくっているところに遭遇する。

これは国語でも同じで、こういう人は、問題で聞かれてから、本文に答えを探しに行っている。

共通テストレベルであれば、パラグラフを読む⇒選択肢を見る⇒正解が見える、という流れで、ほとんどの問題が解ける。

もちろん図表問題など、内容と選択肢を精査しないといけない面倒な問題もあるが、その際も、どこに何が書いてあるかを理解したうえで、本文に探しに行けるぐらいでないと「解く」という意味でのスピードは遅すぎる。

読むスピードより選択肢で悩む時間をいかに減らすか。

これが受験英語での高速化では必須の能力だ。

そのためにも必要な情報は、しっかり意味を取れるスピードで読むべきだ。

そして何より、英語長文の内容一致型の選択問題や、空欄補充問題、言い換え問題などが、それぞれ何をたずねているのかを理解し、選択肢の吟味を正しくできるように練習しよう。

選択肢をしっかり訳さず問題を解いている人がいるが、時間をかけるところを間違えてはいけない。

理想は、しっかり読んで、瞬殺で選択肢を選ぶというような解き方だ。

そうすれば、時間が足りなくなることは、基本的にありえない。

では、あえて読むスピードを上げるとするならば、どうすればいいか。

それは「読みに強弱をつける」ということだ。

「強弱」をつけるというのは、一文一文を読んでいくうえで、その文の全体での重要度などにより、しっかり日本語化するか否かということ。

強)This is a pen. ⇔ これはペンです。

弱)This = pen

「弱」は日本語訳までいかず、英文のままイメージだけをとると考えてもらえればOK。

ただし、この「英文のままイメージだけをとる」というのが意外と難しい。

決して適当に読むことではない。

ある意味メチャクチャ精読演習をした人だけが、たどり着く領域だ。

私が精読の指導をする際は、英文→日本語訳ではなく、英文→英文のイメージ(直訳にちかいもの)→日本語訳の手順で日本語訳を挟む。

「英文のままイメージだけをとる」とは、この第1段階の訳に近い。

なお「強」は言うまでもなく、選択肢にかかっているところや、内容を抑えるうえでのキーセンテンスで、しっかり日本語訳をする。

なおこの辺は国語力が必要だ。

現代文で、何を情報として頭に残していくかの練習ができていないと、当然英語でもできない。

こういった面は、まず国語の現代文の読解演習をすべき。

現代文の要約ができない人は英語の長文読解が伸びない。