ウチの塾では
ゼロに近いくらい
殆どいないのだが、
ほかの塾との掛け持ちの子。
中学生になると、
塾の掛け持ちのパターンは
「集団塾に行っていて、
怪しげな科目を個別で」。
さて、塾の掛け持ち、
塾の先生としては、
「別になんでもいい」
という場合と、
「全部ウチでやってほしい」
という場合の
どちらもあり得るようだ。
先生のタイプや
指導のタイプにもよるよね。
高校受験に向けて
5教科トータルで
指導する塾の場合は、
圧倒的に
後者のタイプが多い。
高校生は
割とそういう掛け持ち系が
功を奏することもあるが、
中学生で
あれこれ掛け持つのは、
時間や人間関係の面から
あまり勧めたくない。
高校生は、
科目の指導ができる先生が
限られている。
英語は英語の専門家へ、
数学は数学の専門家へ、
国語は国語の専門家へ、
予備校のように
各科目の専門家が
揃っているところなら
1箇所で済むが、
現実問題として
ここ栃木では、
そんな予備校は存在しない。
5教科対応というと
ビデオ映像を思い出すが
映像授業は
もはや論外というレベルにまで
質が落ちてきているのは
素人目にもわかる。
個人塾の場合
一人の先生で
全てまかないきれている塾は
本当に稀で、
何名かで分担しているのが
ほとんどである。
私の場合、
中学生は全教科、
高校生も
歴史以外は
なんでもございなのだが。
中学生に
ちょいちょいあるのが、
「他で英語やってます、
数学見てください」
と来られるパターン。
まずは
数学からスタートする。
定期的に英語も見る。
いま通っている
他のところに対して
気持ちを害さないように
出来具合を報告する。
これはデフォルトである。
いわゆる、
セカンドオピニオンである。
医療に関しては
だいぶ進んできた発想だが
教育の世界では
進んでいる感じがしない。
塾の場合、
合否がモノをいう世界だから
塾を掛け持ちする子に対しては
責任逃れをする先生が
多いと思う。