「親ガチャ」という言葉が
検索ワードで上位に入ってきた。
「子は親を選べぬ」ということだそうだ。
でも、僕なら、その逆を考える、
親も子どもを選べないってこと。
親となったからには
「我が子には大当たりの親と思わせたい」
という意識を持ってほしい。
ガチャだというのなら
当たりもあるしハズレもあるけどさ、
親であるこの私は
この子にとっては、
大当たりだ!
そう言えるよう、
今日も親としてやるべきことを
一つ一つ全力でこなす!
子どもにとって、
最大の財産は「親」である。
最大の武器も「親」なのである。
僕ら親は、
決してそれを忘れてはいけない。
フェイスブックやらインスタグラムを見てると
キラキラな写真や投稿が多くて
焦ってしまう子たちが多いかもしれない。
「東京にはキラキラが
あちこちに転がってるんですか?」
って僕に聞いた子がいたくらいだ。
だけどさ、
誰からもスゲエと思われるような
特別な人になれる確率ってのは
実際には、かなり低い。
だから、
このレベルまで到達したんだから
自分は満足した!
って思えるように
マインドを持っていた方が幸せだ。
というのはである。
賢い子たちと勉強してきた。
宇高、宇女、栃高、栃女、石橋
各私立の選抜クラス
難関大学やら医学部に
合格させてきて、
彼ら彼女らを見て思うのは
別に特別ではなかったってこと。
オリンピックで金メダルを取れる人は
世界に一人しかいない。
つまり、
オリンピックで金メダルなのか、
全国大会で優勝なのか、
地方大会で優勝なのか、
県大会で優勝なのか、
地区大会で優勝なのか、
大会に参加することがゴールなのか
決めておかないと
わけがわからなくなる。
ゴールがないものは
エンドレス競走になって、
いつまでも満足が得られないことになる。
残念だが
「これでよし。」
という妥協点が必要だ。
そこまできたら一度満足して
仕切り直すしかない。
学校の成績だってそう。
100点しか満足しなかったら
これは結構きついだろうし、
それがクリアできる人は本当に少ない。
自分にそこまでの力があるか、
またそこまで頑張る必要が本当にあるのか
ってバランスを考えておく必要がある。
だから、
何かをするのにはゴールが必要だ。
....若い子たちにはね。
ここまで言っといて
僕のゴールを書かないのは反則だから、
最後にひとこと。
僕のゴールは、ただ一つ。
一人でも多くの人に
僕と出会えてよかった
と言ってもらえる人生を送りたい。
仕事でも、勉強でも、スポーツでも、芸術でも
そして、子育てでも、全て同じことだ。
何かに対し「自分にはできません」
と言ってしまうことは、
「自分はやらない道を選択します」
と言っているのと同じだ。
仕事や子育ては
自分ひとりの気持ちや努力だけでは、
期待したような効果はすぐには出ない。
相手がいることだから、当然だ。
でも、それ以外は
自分がやるかやらないか、
やり続けるか諦めるか
で、結果は決まるのよ。
やる、やり続ける
結果が出るまで。
そもそも、本当にできないのか?
1ミリも上達してなかったのか?
それって小学生が漢字テストやるときに
「全然できない!」
って言ってるのと同じレベルじゃない?
本当に「全然」なのか?
一問も一文字も書けないのか?
何の知識もアウトプットできないのか?
本当にそうなのか?
違うだろ?
世の中にはさ、
全然できないなんてことはないんだよ。
全然できないんじゃなくて
自分の思い描くデキル自分と比べて
できてないだけじゃない?
「できない」って思うのは、取り組んだ証拠だ。
やったからこそ、できないって分かったんだね?
だったら、それはプラスだ。
やったんだから。
そもそもやらなかったことは、
「できる」「できない」も分からないさ。
やるという行動を取れたからこそ、
「できない」っていうのが分かったわけだ。
取り組んでみて、
「できない」って言うんじゃなくて
「取り組む」という行動が
「できた」って考えようよ。
できなくてもいいって言ってるわけじゃない。
ただ、できないって叫んでも伸びないよ。
最終的に伸びればいい。
前に進めば良いんだよ。
そのときにね、自分の周りに追い風が吹いてれば
きっと少しだけ楽にできるよね?
その追い風は、自分の言葉だよ。
「できない」って口にするのは、その逆。
自分に向かい風を吹き付けてるようなもの。
これは簡単
これはできた
何でもいい
とにかく「できません」って言わないこと。
今までに2,000人以上の
中学生、高校生を教えてきたが
「部活を引退したら
気持ちを切り替えて
勉強を頑張ります」
と言った子で
本当に頑張った子は
ほぼゼロだ。
今できないことは
急にできるようには
ならないんだよね。
そういうことを
言う資格があるのは
現段階で
ある程度の成績を
残せている子たちだけだよ。
そうでない場合には、
できる子たちとの差は
最後まで縮まらない。
受験ていうヤツはさ、
ライバルとの差が
ポイントになるんだよ。
だから、
偏差値ってヤツが
重要なんでしょ?
だったらさ、
言い訳しないで
さっさとやり始めた方が
有利に決まってる。
自分では
頑張れば成績上がる
と思っているのかもしれないが、
ライバルも
同様にやることを考えたら
今すぐ始めるべきだよ。
もう一度言う。
受験ってヤツは、
ライバルとの差が重要だから、
いくら自分が
できるようになったと思っても
ライバル達もキミと同じ様に
できるようになったのであれば
差は縮まらないよ。
そこを誤解して、
自分さえ努力すれば
何とかなると
勘違いしてしまうと、
同じ土俵で
勝負することすらできない。
優秀な子たちは
「分からない」
という状態に対する耐性が強い。
分からないものを
頭の中の「分からないものボックス」に
一旦しまっておいて、
事あるごとにヒントを得て、
ある程度時間をかけて
答えを得る。
優秀でない人は
大人も子どもも、