■今年の夏は猛暑が続き受験生は集中力を持続させるのが大変だと思います。
さて、休みも後半ですが学科ばかりでは、早稲田建築科AO入試に出題される
2次筆記試験【実技と文章のドーイング想定試験】や提出する自己PR資料制作
【ポートフォリオ】など実技試験と自己PR資料制作や面接時の自己PRの
プレゼンテーションなどを合格点を取らないと入学できません。最後に徹夜で
一夜ずけではろくな仕事はできません。
▶ 今回は実際の入試や普段のドローイング制作時においての形の歪みの見つけ方と、
鉛筆の調子/濃淡の幅=階調・トーン幅(白【光り】、グレー、くらい場所の黒色)
の最低3段階の幅が画面にあればバランスが良い美しいドローイングが
仕上げることができます。
1. 【自分の作品の”かたちの狂い”を発見する方法は1メートルくらい
作品を垂直に立てて離れて見てください】線や形体の歪みがすぐにわかります。
それを修整します。実際の入試では立って移動が出来ないので、”座ったまま
作品を両手で垂直にして、腕一本分離して見てください”。
■”形体の立体感や光りの入射角度と影との関係と鉛筆の濃淡・階調は目を細めて見ます”。
2. これらの作品はすべて自己PR資料の中に入れて、自分のコメント
企画意図、サイズ、材料(ケント紙)、使用描画用具(鉛筆)などの
スペックを入れて、収容するバインダー(私のプログラムの後ろに
メーカーなど記載してあります)の左右対抗ページに収納して下さい。
あまり自分が気に入らない作品はいページの中に二枚とか
サイズも自由に配置してレイアウトして行くようにすると毎日自己PRを
充実させたいという思いが日々出てきます。
▶毎日見る雑誌や建築関係の雑誌、CASAの建築特集やPenなどの建築や室内の
写真を見るときも、写真家の目線や立ち位置や正中線がどこでどこからカメラを
構えて撮影しているか?1点透視か2点透視図か、俯瞰で見下ろしか?
街を歩いている時や学校で教室内にいるときも、自分の目の高さは今どこにあるか?
など少し意識して見て、遠くにいる人と知覚にいる人との関係を同時に見て比較して
理論どうりか?また、自分がそれを実際にスケッチできるか?など
【目と手と頭】の三つを使いながらデッサンして描きながら、スポーツ選手が動作を
練習しながら体に覚え込ませる野と全く同じように、いつでも自分のアイデアを
スケッチやドローイングで描けるように練習しておくことが重要になります。
それが”言葉で表現する領域”と”視覚で表現する領域”の違いです。
【構造的な美】と【詩的創造的な美】の両方を要求されている
早稲田建築AO入試では”建築工学と建築芸術の基礎的素養”が
求められているから、第二次専攻試験で筆記実技試験が行われる
理由だからです。