”早稲田建築AO入試の2次筆記試験「ドローイングの上達の秘訣」”
分析的知識(構造の理解)と直感的知識(物事の本質の理解)の融合をめざす。
私は国内と海外の美大デザイン系全科の学部や大学院、転科、3年時編入
などの実技入試を少人数制個別指導を32年指導し約1000名を89.9%
の連続合格率で合格へ導いてきた。その後の9年間を早稲田建築AO入試の
”空間造形表現担当のエキスパート”として指導してきました。
前から気になっているのは、理系の工学部をめざす受験生はやはり、みんな学力
優秀で性格も品行方正で、美大をめざす受験生とは異なる気がする。
しかし、どうもデッサン・ドローイングは苦手意識を持っているようで、
特に男子がそういう傾向が感じる事が多いので、今回はそのあたりを上達する
秘訣を簡単に述べていきたい。
▶知識には、分析的知識(構造の理解)と直感的知識(物事の本質の理解)の
2種類があります。これはスポーツや格闘技、あるいは車や中型・大型バイクの運転、
船舶や飛行機などの免許、芸術系の専門家養成である音楽家、美術家、デザイナー、
建築家などにも当てはまります。
バスケットボールなどでもコーチから教えられる分析的知識だけではすぐにうまく
シュートはできないので、何度も何時間も長時間の練習を積み重ねて初めてうまく
できるようになります。これは機械的反復練習はただの暗記とは異なり、より深い
レベルで直感的知識として、頭と心そして身体が三位一体で自然体で表現できる
身についたセンスを自分の仕事に生かせる事ができるようになります。
うまく描けないから逃げの姿勢では、いつまで経っても同じレベルにとどまります。
下手でもなんでも、基本的な空間を表現する遠近法や陰影、材質感、人間のバランス
などの基本的な知識を最初に理解して、その次には実際にやはり描くという行為が
最初のスタートの一歩になります。そこで建築の歴史で”美しいドローイング”の描けた
フランク・ロイド・ライトなどを手本に、将来はライトとは異なる自分のスタイルで
描けるようにめざして目標にするといいと思います。ザハもロシア構成主義の画家に
深く影響されていますが、あとでは女性の感性が花開いた美しい”空間立体曲線建築美”
に独自な唯一無二の、21世紀建築にふさわしい様式に”昇華”しています。
▶やはり、過去問題はむろんのこと、自分が興味あるさまざまな身の廻りの自然や
人物をはじめ、人工物など数多く描いて練習して自然に描けるように習慣化して
継続することが上達の秘訣と言えるのではないでしょうか?バイオリンやピアノ、
あるいは管楽器、打楽器でプロを見てもクラシックだけでなく、ジャズやロック
などみんな、驚くべき時間を練習して来ています。
分析的知識(構造の理解)と直感的知識(物事の本質の理解)の融合で自分が
求めるイメージを創造するために、自然体(眼と手と頭)で習慣になるまで
最初は意識的に行動学習が必要だと感じますが、いかがでしょうか?
▶1次出願書類はもうできましたか? そのあとは自己PR資料制作や2次ドローイング
個人と集団面接や自己PRの練習などが要求され制作しなければなりません。
楽しいクリスマスと家族そろっての正月や、友達との卒業旅行、運転免許などの計画も
あるかも知れませんし、地方生はアパートなども探したり高校生活とは全く違う大学生活と都会生活が始まります。
下記に私のサイトを記載しますので、ご覧の上
質問等があれば、サイト内の問い合わせのページから
問い合わせください。
▼
高橋順一公式サイト
https:www.junichitakahashi.info
早稲田建築AO/サイトアドレス
美大合格塾サイト