“ 美大入試におけるデッサン(描写)力と、早稲田大学建築AO入試のドローイング”のちがいとは?”
美大入試におけるデッサン(専攻で異なるが、客観的描写と想定描写)は、もちろん美術の専門家になる為の実技入試であり、
音楽大学のピアノの相当するもので、それとは別にさまざまな専攻により色彩に関する実技があり立体や空間に関する実技試験(科により異なるが、だいたい5~6時間から3時間など行われる)と学科試験がある。
早稲田大学などの工学系建築などのAO入試などの、デッサンはドローイングであり
どちらかと言うと、アイデアドローイングが求められる。うまさではなく、出題された文章題を自分なりに読解し、その解決提案やイメージやアイデアを絵で描くと
いうことであり、前提が異なるが建築科なのでもちろん、外部空間や内部空間が正確に描けるか?という事と、それに伴う絵画の基本である遠近法の理解が必要であり、それらを建築科AO入試という選択を自ら選ぶ以上、自己PR資料や個人と集団
面接には、建築模型を制作して持参する事が必要である。入試要項には特に必要はないとあるが、私は38年を美大デザイン全科と建築科を指導して来た経験から、これを額面上そのまま受け入れはならないと言える。相手側がどれだけの手間と時間
と労力を費やしているのかを認識すべきであり、明日の日本建築や世界建築の競争世界で秀でた才能を早い時期で発見し、大学で専門教育をする上で早稲田建築AO入試での自己PR資料における、自分の未来を建築家としての夢を表現するアート系作品や建築模型を含むものが、相手側の視点に立つ事で必要であると私は確信している。
冒頭で私が今まで指導してきた事をインフォグラフィックスに分析し図解したものを参考にあげておく。美術という専門分野の入試なので、どうしても専門技術の錬磨が必要であり、我が国のどこの芸大や美大受験予備校でも、高校1~2年からスタートし、3年生では毎日のデッサンや純粋美術系とデザイン系の方向に分かれる。
高校の授業後に通い午後9時まで、春、夏、冬休みがあり、大手予備校などは公開模試や直前講習なども行われる。大学のオープンキャンパスや入試説明会が夏に多くが開催されるので、地方生も具体的に美大の中の様子や、入試などの説明会では
入試作品の展示や、教員による面談もある。また、美大側も少子化で全国の予備校に出張説明会なども行われている。各美大も設備をはじめ、教員、シラバス(描く専攻科の授業説明詳細集)なども子細にわたり用意している。これからは、美大も
また国内だけではなく海外大学とも比較競合する時代が、すでに20年前から始まり理念、教育方針、就職をはじめとした現役生だけではなく、卒業生などの活躍など特徴をアッピールした長・中期戦略やビジョンに即したマーケテイング戦力が必要であるのは言うまでもない。
私も自分が創立し32年開校したアートスクール時代に、アメリカのシカゴ美術大学やNYパーソンズ大学の副学長をはじめ、英国の国立大学の3年次教授の来校や、中国の大学へ私が留学指導した学生の様子を見に視察旅行に行ったり、さまざまな国に留学生を送っている。
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