こんにちは。フォックス淳子@香港です。
[taigu:3096] Re: 大前研一の統一論
> 《日本語版 写真・目次》
>
> 『中華連邦』大前研一(PHP研究所)
> http://www.bbt757.com/information/book/ko/china/renpo/chuka-renpo.htm
この写真を御覧になった方はお気付きになったかと思いますが「中台」を「2国間」としていますね。
それは、本の宣伝文句で大前氏が書いたのではないかも知れませんが、英語のタイトル「The Emergence of the United States of Chunghwa」は、英語好き(笑)の大前氏が書いたか、或いは完全に了承した上で付記したか、どちらかであるように思います。
多田さんの指摘された「Chunghwa」という綴りの背景は、私には残念ながら分かりませんが、アメリカ合衆国(The United States of America)のように、「連邦制の、一つの大きなまとまりである」と同時に「state A とstate B」が、「完全に対等な関係」という意味にならないでしょうか。
そうだとしたら、李登輝氏の両国論(Special State-to-State Relationship)からそれほど離れた構想ではないかも知れない。(仲もいいみたいだし) 「吸収」でも「併合」でも「併呑」でもなく、二者対等の状態で共通する利益のため「統合」する。
つまり「どんな状態であろうと中国と一緒になるのは絶対に嫌」という真の本土派を除けば、却って台湾側で受け入れられやすい部分もありませんか。
実際には、既に以前(連邦ではなく)邦連制という謎の制度が統一派の間で協議(?)されていたにも関わらず実現しそうになかった事、また、今なお一党独裁を続ける中共の中国政府を見て「完全に対等な関係なんて全っ然信じられないよーん」という人が圧倒的であると思われる事(笑)から、「非現実的」という結論になる事には、変わりはありませんが。
ちょっとまた話がそれますが、「国」という言葉が出る時に、その国が果たして何を指しているのか、混同されることが実に多いですね。
例えば、香港やマカオで採用された「一国兩制」の場合だと、「One Country, Two Systems」、邦訳すると「1国1.5制度」になりますが(笑)ともあれ「国」に相当するのは「country」です。
また昨年陳総統が仰った「一辺一国」は、最初は台湾内でも英訳に随分迷ったようですが、結局「one country on each side」辺りで落ち着いたのかな。
結局まとまらない。「state」と「country」と「nation」の違いを述べよと言われたら、私も答えられないですが(^^;)日曜の朝っぱらからヤヤこしいこと言ってすいません。でも長年考えていて、未だによくわからないんです。国、国家、政府。或いは、国、母国、故郷、大地。
---
Junko FOX
[taigu:3096] Re: 大前研一の統一論
> 《日本語版 写真・目次》
>
> 『中華連邦』大前研一(PHP研究所)
> http://www.bbt757.com/information/book/ko/china/renpo/chuka-renpo.htm
この写真を御覧になった方はお気付きになったかと思いますが「中台」を「2国間」としていますね。
それは、本の宣伝文句で大前氏が書いたのではないかも知れませんが、英語のタイトル「The Emergence of the United States of Chunghwa」は、英語好き(笑)の大前氏が書いたか、或いは完全に了承した上で付記したか、どちらかであるように思います。
多田さんの指摘された「Chunghwa」という綴りの背景は、私には残念ながら分かりませんが、アメリカ合衆国(The United States of America)のように、「連邦制の、一つの大きなまとまりである」と同時に「state A とstate B」が、「完全に対等な関係」という意味にならないでしょうか。
そうだとしたら、李登輝氏の両国論(Special State-to-State Relationship)からそれほど離れた構想ではないかも知れない。(仲もいいみたいだし) 「吸収」でも「併合」でも「併呑」でもなく、二者対等の状態で共通する利益のため「統合」する。
つまり「どんな状態であろうと中国と一緒になるのは絶対に嫌」という真の本土派を除けば、却って台湾側で受け入れられやすい部分もありませんか。
実際には、既に以前(連邦ではなく)邦連制という謎の制度が統一派の間で協議(?)されていたにも関わらず実現しそうになかった事、また、今なお一党独裁を続ける中共の中国政府を見て「完全に対等な関係なんて全っ然信じられないよーん」という人が圧倒的であると思われる事(笑)から、「非現実的」という結論になる事には、変わりはありませんが。
ちょっとまた話がそれますが、「国」という言葉が出る時に、その国が果たして何を指しているのか、混同されることが実に多いですね。
例えば、香港やマカオで採用された「一国兩制」の場合だと、「One Country, Two Systems」、邦訳すると「1国1.5制度」になりますが(笑)ともあれ「国」に相当するのは「country」です。
また昨年陳総統が仰った「一辺一国」は、最初は台湾内でも英訳に随分迷ったようですが、結局「one country on each side」辺りで落ち着いたのかな。
結局まとまらない。「state」と「country」と「nation」の違いを述べよと言われたら、私も答えられないですが(^^;)日曜の朝っぱらからヤヤこしいこと言ってすいません。でも長年考えていて、未だによくわからないんです。国、国家、政府。或いは、国、母国、故郷、大地。
---
Junko FOX