残照亭の日日

残り少ない日々、自分の日常や古い話などを時々書きます。
故「藤沢周平」のファン。思い出の作品などを書いてます。

名人に勝った

2024-11-02 | 日記

故・川端康成の作品に「名人」という、囲碁の世襲制最後の名人の

対局を書いた名作が有る

囲碁ファンならずとも、お読みになった方は多いと思う

以後「名人位」は、リーグ戦で実力制になった

今期は、一力遼三冠が獲得し、名人位に就き四冠となった

 

まだ、一力君と呼ばれていた小学校三年生の時、一度だけ

対局したことが有る

私の白番、確か二目だけ私が勝った

彼の悔しそうな顔を、今も覚えている

その後、日本棋院の院生となって行ったので、見かけることは

なくなったが、10年も経っていた時のこと

「棋聖戦」の解説者としてきたとき、会場で

立ち話をする機会を得て、その時の勝負の話をしたら

うっすら覚えていたようだ

「早く名人になって下さい。俺は一力名人に勝ったことが有るんだ

と自慢したいから」と言ったら、笑いながら「頑張ります」と

ついに「一力遼名人誕生」である

"俺は一力名人に勝ったことが有るんだ"😁😊😁