「連城三紀彦」の短篇ミステリ作品集『連城三紀彦 レジェンド2傑作ミステリー集』を読みました。
ここのところ「連城三紀彦」の作品が続いています。
-----story-------------
逆転に次ぐ逆転、超絶トリック、鮮烈な美しさ。
死してなお読者を惹きつけてやまないミステリーの巨匠、「連城三紀彦」を敬愛する4人が選び抜いた究極の傑作集。
“誘拐の連城”決定版『ぼくを見つけて』、語りの極致『他人たち』、最後の花葬シリーズ『夜の自画像』など全6編。
巻末に「綾辻」×「伊坂」×「米澤」、語りおろし特別鼎談を収録。
どれも超高密度(「綾辻」)
普通は書けない。(「伊坂」)
驚きは屈指のもの。(「小野」)
その「技」は魔法的(「米澤」)
四人の超人気作家が厳選した究極の傑作集。
特別語りおろし巻末鼎談つき!
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「綾辻行人」、「伊坂幸太郎」、「小野不由美」、「米澤穂信」… 四人の人気作家が選ぶ「連城三紀彦」傑作選の第2弾です。
■ぼくを見つけて
■菊の塵
■ゴースト・トレイン
■白蘭
■他人たち
■夜の自画像
■特別鼎談 ミステリー作家連城三紀彦の魅力をさらに語る--綾辻行人×伊坂幸太郎×米澤穂信
「連城三紀彦」をリスペクトしている四人の人気作家が選んだ作品だけあって、興味深い作品がセレクトされていましたね。
そんな作品の中で、イチバン好きなのは唯一既読だった『ぼくを見つけて』ですね… 誘拐された子どもから警察に電話があり、物語が進むにつれて、何が起きているのかがだんだんと分からなくなってきてという展開、、、
誘拐(本作品では、本人が誘拐されていると気付くのが9年後なんですけどね)を警察に気付かせるため、子どもが一生懸命知恵を絞る姿に泣けそうになりましたね… 切ないミステリ作品です。
その他で印象に残ったのは、明治末期の軍人の自死の謎が明らかとなる『菊の塵』と、大正後期~昭和初期が舞台で殺人事件を目撃した画商の息子が残された絵と羽織で真相に気付く『夜の自画像』かな… トリックそのものよりも、作品の持つ雰囲気がとても良かったなー
「赤川次郎」の『幽霊列車』のバスティーシュ『ゴーストトレイン』は、『幽霊列車』を読んでいれば、もっと愉しめたかも。
芸人二人の生き様が関西弁で語られる『白蘭』は、独特の関西弁の語り口で一気に読ませる巧さがあり、評価の高い作品のようですが… 個人的には、あまり好みではなかったですねー
マンションの住人の関係や経過が語りの中で次々と明かされる『他人たち』は、読み終わって んっ………。 という感じ、自分の中で上手く咀嚼できませんでした。
在庫があるので… もう少し「連城三紀彦」の作品を読んでみようと思います。
ここのところ「連城三紀彦」の作品が続いています。
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逆転に次ぐ逆転、超絶トリック、鮮烈な美しさ。
死してなお読者を惹きつけてやまないミステリーの巨匠、「連城三紀彦」を敬愛する4人が選び抜いた究極の傑作集。
“誘拐の連城”決定版『ぼくを見つけて』、語りの極致『他人たち』、最後の花葬シリーズ『夜の自画像』など全6編。
巻末に「綾辻」×「伊坂」×「米澤」、語りおろし特別鼎談を収録。
どれも超高密度(「綾辻」)
普通は書けない。(「伊坂」)
驚きは屈指のもの。(「小野」)
その「技」は魔法的(「米澤」)
四人の超人気作家が厳選した究極の傑作集。
特別語りおろし巻末鼎談つき!
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「綾辻行人」、「伊坂幸太郎」、「小野不由美」、「米澤穂信」… 四人の人気作家が選ぶ「連城三紀彦」傑作選の第2弾です。
■ぼくを見つけて
■菊の塵
■ゴースト・トレイン
■白蘭
■他人たち
■夜の自画像
■特別鼎談 ミステリー作家連城三紀彦の魅力をさらに語る--綾辻行人×伊坂幸太郎×米澤穂信
「連城三紀彦」をリスペクトしている四人の人気作家が選んだ作品だけあって、興味深い作品がセレクトされていましたね。
そんな作品の中で、イチバン好きなのは唯一既読だった『ぼくを見つけて』ですね… 誘拐された子どもから警察に電話があり、物語が進むにつれて、何が起きているのかがだんだんと分からなくなってきてという展開、、、
誘拐(本作品では、本人が誘拐されていると気付くのが9年後なんですけどね)を警察に気付かせるため、子どもが一生懸命知恵を絞る姿に泣けそうになりましたね… 切ないミステリ作品です。
その他で印象に残ったのは、明治末期の軍人の自死の謎が明らかとなる『菊の塵』と、大正後期~昭和初期が舞台で殺人事件を目撃した画商の息子が残された絵と羽織で真相に気付く『夜の自画像』かな… トリックそのものよりも、作品の持つ雰囲気がとても良かったなー
「赤川次郎」の『幽霊列車』のバスティーシュ『ゴーストトレイン』は、『幽霊列車』を読んでいれば、もっと愉しめたかも。
芸人二人の生き様が関西弁で語られる『白蘭』は、独特の関西弁の語り口で一気に読ませる巧さがあり、評価の高い作品のようですが… 個人的には、あまり好みではなかったですねー
マンションの住人の関係や経過が語りの中で次々と明かされる『他人たち』は、読み終わって んっ………。 という感じ、自分の中で上手く咀嚼できませんでした。
在庫があるので… もう少し「連城三紀彦」の作品を読んでみようと思います。
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