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『男はつらいよ 寅次郎春の夢』 1979年日本

2021年10月20日 22時23分00秒 | ■映画・ドラマ
       "男はつらいよ 寅次郎春の夢"


先日、BSテレ東で放映していた『男はつらいよ寅次郎春の夢』を観ました。

-----story-------------
アメリカから日本へ、ビタミン剤のセールスにやってきたものの、やることなすこと上手くいかない「マイケル・ジョーダン(ハーブ・エデルマン)」が、「御前様」の善意あるアイデアで、とらやに下宿する。
「マイケル」に親切にするとらや一家。
そこへ、アメリカ大嫌いの「寅さん」が帰って来て、対決か! と緊迫の一瞬を迎えるが、「満男」の英語塾の先生「めぐみ(林寛子)」と、その美しき母「圭子(香川京子)」が現れて、「寅さん」は方向転換してしまう・・・

ハリウッドのコメディ映画で活躍してきた名傍役「ハーブ・エデルマン」をゲストに迎え、アリゾナロケを敢行した華やかな一編。
同じ旅人同士、言葉の壁もなんのその、心を通わせる「寅さん」「マイケル」
「博」「さくら」の日本的な夫婦関係に疑問を感じた「マイケル」が、「さくら」に思慕を寄せる。
「坂東鶴八郎一座」『蝶々夫人』「さくら」をだぶらせる「マイケル」
自分の気持ちをストレートに出すアメリカ人と、表には出さない日本人。
コミュニケーションをテーマに、「寅さん」「マイケル」の友情が育まれる。
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1979年(昭和54年)に公開されたシリーズ第24作… 「土曜は寅さん!4Kでらっくす」で毎週、シリーズ作品が観れると思うと愉しみですね。



「寅さん」が旅先で見る夢は1930年代のサンフランシスコのチャイナタウン… 流れ者の「寅さん」が瀕死の重傷を負って入ってきて、死んだら妹にお守りを渡してくれと頼むが、頼んだ相手が「さくら」だった、、、


そこへ「寅さん」を追ってFBIの「捜査員(ハーブ・エデルマン)」もやってくるが自滅… 「博」の船長が救ってくれて日本に帰れることになったところで夢が覚める。

お土産の葡萄や千葉の虎騒動の件で怒って出ていった「寅さん」が再びとらやに戻ると、何とアメリカ人「マイケル」が下宿していた… 露骨に嫌悪感を表すが、英語塾の先生「めぐみ」とその母「圭子」が訪れるとまた例の病いが始まる始末、、、


ビタミン剤のセールスが日本でうまくいかない「マイケル」は、「さくら」の優しさに感動し、「さくら」をハグしてしまった… それを「寅さん」が見て大喧嘩、そこで初めて「寅さん」「さくら」の兄と知り二人は仲直りした。


しかし、さくらに熱い想いを寄せる「マイケル」「I Love You」と愛を告白する… 「さくら」は、「めぐみ」から教えられたばかりの拙い英語で毅然と「This is impossible」と答える、、、


その頃、「圭子」の家を訪れた「寅さん」は、「圭子」の知人の船長「柳田」に出会う… 「めぐみ」の説明で「柳田」がもうすぐ「圭子」と結婚してもおかしくない立場の男性であると知り、身を引くことを決意する。


「さくら」が女として描かれていて恋愛面が強かったり、海外ロケがあったり… と、これまでにない趣向が取り入れられていたことが印象的でしたね、、、


最初は相容れない関係だった「寅さん」「マイケル」が意気投合したり、「寅さん」の恋が儚い結末を迎える展開は定番ですけどね… 「寅さん」って、女性から好感は抱かれるんだけど、男(恋愛相手)としては意識されないから、女性の方に隙ができちゃって、「寅さん」が惚れちゃうんでしょうねー 「圭子」は、「寅さん」の気持ちに全く気付いてなかったですもんね。


-----staff/cast-------------
監督:山田洋次
製作:島津清
原作:山田洋次
脚本:山田洋次
   朝間義隆
   栗山富夫
   レナード・シュレイダー
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
編集:石井巌
音楽:山本直純
助監督:五十嵐敬司
出演:
 渥美清 車寅次郎
 倍賞千恵子 さくら
 下絛正巳 車竜造
 三崎千恵子 車つね
 前田吟 諏訪博
 太宰久雄 社長
 佐藤蛾次郎 源公
 中村はやと 諏訪満男
 笠智衆 御前様
 香川京子  高井圭子
 林寛子 高井めぐみ
 ハーブ・エデルマン マイケル・ジョーダン








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