「岡本綺堂」の連作短篇時代小説『半七捕物帳(一)[春陽文庫]』を読みました。
ここのところ時代小説が続いています。
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1917年から20年間にわたり発表した68編の捕物帳!
もと岡っ引の「半七」が語る数奇な捕物の数々。
語りの達人「岡本綺堂」畢生の名作!
第一作『お文の魂』他『石灯籠』『鷹のゆくえ』『津の国屋』『湯屋の二階』『お化師匠』『広重と河獺』『三河万歳』『海坊主』『化け銀杏』の10編を収録。
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江戸の岡っ引として、化政期から幕末期に数々の難事件・珍事件にかかわった岡っ引上がりの「半七老人」を、明治時代に若い新聞記者の「わたし」が訪問し、茶飲み話のうちに手柄話や失敗談を聞きだすという構成の「半七捕物帳」シリーズの第1作… 時代小説とミステリ小説を絶妙にミックスした捕物帳の元祖となるシリーズです、、、
『東西ミステリーベスト100<新装改訂版>』の日本編で第42位にラインクインしている作品です。
■お文の魂
■石灯籠
■鷹のゆくえ
■津の国屋
■湯屋の二階
■お化師匠
■広重と河獺
■三河万歳
■海坊主
■化け銀杏
■解説 志村有弘
僧の言葉に幻惑された武士の妻の心理と草双紙に描かれた幽霊に怯えた幼女のうわごとが一致し、事件を意外な方向へ導く、「半七捕物帳」シリーズの幕開けとなる『お文の魂』、
「半七」19歳のときの初陣の功名、石灯籠の笠に残された足跡から殺人犯を暴く『石灯籠』、
鷹匠が鷹を逃がしてしまった事件に、別な鷹匠と蕎麦屋の娘の恋と欲望が絡む『鷹のゆくえ』、
複数犯の意外な顔と怪談仕立ての身代金乗っ取り計画を暴く『津の国屋』、
風呂敷に包まれた古い人間の首、謎の動物の頭等、毎日湯屋の二階で寛ぐ謎めいた侍たちの目的は… 犯罪性がなかったという意外な顛末の『湯屋の二階』、
養女(若い師匠)をいびり殺した舞の大師匠が、その一回忌に蛇に巻き殺された事件を解決する『お化師匠』、
「広重」の絵にまつわる事件と河獺にまつわる事件の二つの捕物を愉しめる『広重と河獺』、
上顎の左右に牙のある赤児を抱えた男が凍死した事件を解決する中で、やりきれない人間世界の醜悪さを描く『三河万歳』、
高潮(津波?)や突風(竜巻?)を予言する謎の男(海坊主)と海賊の絡みを描く『海坊主』、
化け銀杏の下で襟首をつかまれて投げつけられ意識を失っているうちに「狩野探幽」筆の「鬼の図」と百両が紛失した事件を解決する中で、さまざまな人間模様が展開する『化け銀杏』、
本シリーズは初めて読みましたが、どの作品も面白くて、どんどん次の作品を読みたくなる魅力がありましたね… 「半七」が偶然性から都合良く事件を解決してしまう傾向はあるものの、読み物として、とても面白く仕上がっています、、、
子どもの頃に、「シャーロック・ホームズ」モノや「アルセーヌ・ルパン」モノ、「怪盗二十面相(少年探偵団)」モノを読んでいた頃のワクワク感が蘇えってきた感じ… 他の作品も読んでみたいですね。
ここのところ時代小説が続いています。
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1917年から20年間にわたり発表した68編の捕物帳!
もと岡っ引の「半七」が語る数奇な捕物の数々。
語りの達人「岡本綺堂」畢生の名作!
第一作『お文の魂』他『石灯籠』『鷹のゆくえ』『津の国屋』『湯屋の二階』『お化師匠』『広重と河獺』『三河万歳』『海坊主』『化け銀杏』の10編を収録。
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江戸の岡っ引として、化政期から幕末期に数々の難事件・珍事件にかかわった岡っ引上がりの「半七老人」を、明治時代に若い新聞記者の「わたし」が訪問し、茶飲み話のうちに手柄話や失敗談を聞きだすという構成の「半七捕物帳」シリーズの第1作… 時代小説とミステリ小説を絶妙にミックスした捕物帳の元祖となるシリーズです、、、
『東西ミステリーベスト100<新装改訂版>』の日本編で第42位にラインクインしている作品です。
■お文の魂
■石灯籠
■鷹のゆくえ
■津の国屋
■湯屋の二階
■お化師匠
■広重と河獺
■三河万歳
■海坊主
■化け銀杏
■解説 志村有弘
僧の言葉に幻惑された武士の妻の心理と草双紙に描かれた幽霊に怯えた幼女のうわごとが一致し、事件を意外な方向へ導く、「半七捕物帳」シリーズの幕開けとなる『お文の魂』、
「半七」19歳のときの初陣の功名、石灯籠の笠に残された足跡から殺人犯を暴く『石灯籠』、
鷹匠が鷹を逃がしてしまった事件に、別な鷹匠と蕎麦屋の娘の恋と欲望が絡む『鷹のゆくえ』、
複数犯の意外な顔と怪談仕立ての身代金乗っ取り計画を暴く『津の国屋』、
風呂敷に包まれた古い人間の首、謎の動物の頭等、毎日湯屋の二階で寛ぐ謎めいた侍たちの目的は… 犯罪性がなかったという意外な顛末の『湯屋の二階』、
養女(若い師匠)をいびり殺した舞の大師匠が、その一回忌に蛇に巻き殺された事件を解決する『お化師匠』、
「広重」の絵にまつわる事件と河獺にまつわる事件の二つの捕物を愉しめる『広重と河獺』、
上顎の左右に牙のある赤児を抱えた男が凍死した事件を解決する中で、やりきれない人間世界の醜悪さを描く『三河万歳』、
高潮(津波?)や突風(竜巻?)を予言する謎の男(海坊主)と海賊の絡みを描く『海坊主』、
化け銀杏の下で襟首をつかまれて投げつけられ意識を失っているうちに「狩野探幽」筆の「鬼の図」と百両が紛失した事件を解決する中で、さまざまな人間模様が展開する『化け銀杏』、
本シリーズは初めて読みましたが、どの作品も面白くて、どんどん次の作品を読みたくなる魅力がありましたね… 「半七」が偶然性から都合良く事件を解決してしまう傾向はあるものの、読み物として、とても面白く仕上がっています、、、
子どもの頃に、「シャーロック・ホームズ」モノや「アルセーヌ・ルパン」モノ、「怪盗二十面相(少年探偵団)」モノを読んでいた頃のワクワク感が蘇えってきた感じ… 他の作品も読んでみたいですね。
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