ポーランドの作家「ジグムント・ミウォシェフスキ」の長篇ミステリ作品『もつれ(原題:Uwiklanie、英題:Entanglement)』を読みました。
チェコの「ヤン・ヴァイス」の作品に続き、東欧の作家の作品です… 東欧ミステリ、ポーランドミステリは初めてですね。
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予想の斜め上を行くポーランドの怪作小説!
ワルシャワ市内の教会で、右眼に焼き串を突かれた男の遺体が見つかった。
被害者は、娘を自殺で亡くした印刷会社経営者。
容疑者は、彼と共にグループセラピーに参加していた男女3人と、主催者のセラピスト。
中年検察官「シャツキ」は早速捜査を進めるが、調べれば調べるほど事件の闇は深まっていく。
一方で、愛する妻と娘に恵まれながらもどこか閉塞感を抱いていた「シャツキ」は、事件の取材に訪れた若い女性記者に惹かれ、罪悪感と欲望との狭間で悶々とする。
やがて、被害者の遺品から過去のある事件に気づく「シャツキ」。
真実に手が届こうとしたその時、思わぬ事態が……。
日本中のミステリーファンを唸らせたポーランドの怪作『怒り』、その「シャツキ三部作」の第一作がいよいよ日本上陸。
ハードボイルドなのにポップ、凄惨なのに笑える、一度読んだら中年クライシス男のボヤキがやみつきに!?
予想の斜め上を行く傑作ミステリー!
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2007年(平成19年)に刊行されたワルシャワ市の切れ者検察官「テオドル・シャツキ」の活躍を描いた「シャツキ三部作」の第1作です。
ワルシャワ市内の教会で、右眼に焼き串を突かれ男が死んだ… 容疑者は、彼と共にグループセラピーに参加していた男女四人、、、
検察官シャツキは早速捜査を進めるが、調べれば調べるほど事件は混迷し、一方で夫婦関係に閉塞感を抱いていた彼は若い女性記者に惹かれ、罪悪感と欲望との挟間で悶々とする… やがて、被害者の遺品から過去のある事件に気づく「シャツキ」。
真実に手が届こうとしたその時、衝撃の事態が起こる……。
終盤、被害者の妻やグループセラピーの主催者・参加者の関係が明らかになる展開が愉しめるミステリでしたが… 私生活がダメダメな「テオドル・シャツキ」の魅力に惹きつけられて、最後まで飽きずに読めましたね、、、
ある理由で髪は真っ白だけれど、顔もスタイルもよくハンサムな、法と正義を愛する男なのですが、家庭では夫婦関係に、職場では中間管理職の息苦しさに耐えながら、取材に訪れた若い女性記者に心惹かれ、彼女からのメールにいちいち小躍りし、罪悪感と煩悩の間で悶々とする… という人間臭さに好感が持て、共感しながら読むことができました。
先に翻訳・刊行されているシリーズ第3作の『怒り』も読んでみたいし、未翻訳の第2作も翻訳してほしいですね。
チェコの「ヤン・ヴァイス」の作品に続き、東欧の作家の作品です… 東欧ミステリ、ポーランドミステリは初めてですね。
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予想の斜め上を行くポーランドの怪作小説!
ワルシャワ市内の教会で、右眼に焼き串を突かれた男の遺体が見つかった。
被害者は、娘を自殺で亡くした印刷会社経営者。
容疑者は、彼と共にグループセラピーに参加していた男女3人と、主催者のセラピスト。
中年検察官「シャツキ」は早速捜査を進めるが、調べれば調べるほど事件の闇は深まっていく。
一方で、愛する妻と娘に恵まれながらもどこか閉塞感を抱いていた「シャツキ」は、事件の取材に訪れた若い女性記者に惹かれ、罪悪感と欲望との狭間で悶々とする。
やがて、被害者の遺品から過去のある事件に気づく「シャツキ」。
真実に手が届こうとしたその時、思わぬ事態が……。
日本中のミステリーファンを唸らせたポーランドの怪作『怒り』、その「シャツキ三部作」の第一作がいよいよ日本上陸。
ハードボイルドなのにポップ、凄惨なのに笑える、一度読んだら中年クライシス男のボヤキがやみつきに!?
予想の斜め上を行く傑作ミステリー!
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2007年(平成19年)に刊行されたワルシャワ市の切れ者検察官「テオドル・シャツキ」の活躍を描いた「シャツキ三部作」の第1作です。
ワルシャワ市内の教会で、右眼に焼き串を突かれ男が死んだ… 容疑者は、彼と共にグループセラピーに参加していた男女四人、、、
検察官シャツキは早速捜査を進めるが、調べれば調べるほど事件は混迷し、一方で夫婦関係に閉塞感を抱いていた彼は若い女性記者に惹かれ、罪悪感と欲望との挟間で悶々とする… やがて、被害者の遺品から過去のある事件に気づく「シャツキ」。
真実に手が届こうとしたその時、衝撃の事態が起こる……。
終盤、被害者の妻やグループセラピーの主催者・参加者の関係が明らかになる展開が愉しめるミステリでしたが… 私生活がダメダメな「テオドル・シャツキ」の魅力に惹きつけられて、最後まで飽きずに読めましたね、、、
ある理由で髪は真っ白だけれど、顔もスタイルもよくハンサムな、法と正義を愛する男なのですが、家庭では夫婦関係に、職場では中間管理職の息苦しさに耐えながら、取材に訪れた若い女性記者に心惹かれ、彼女からのメールにいちいち小躍りし、罪悪感と煩悩の間で悶々とする… という人間臭さに好感が持て、共感しながら読むことができました。
先に翻訳・刊行されているシリーズ第3作の『怒り』も読んでみたいし、未翻訳の第2作も翻訳してほしいですね。
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