じゅうのblog

こちらでボチボチ更新していく予定です。

『幽霊はお見通し』 エミリー・ブライトウェル(著),田辺千幸(翻訳)

2021年12月29日 18時16分00秒 | ■読書
アメリカの作家「エミリー・ブライトウェル」の長篇ミステリ作品『幽霊はお見通し(原題:The Ghost and Mrs Jeffries)』を読みました。


ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。

-----story-------------
使用人探偵団、主人には内緒で活動中!
大人気ミステリ・シリーズ第3弾。

新年早々、またも殺人事件の捜査を任されることになった「ウィザースプーン警部補」
裕福な婦人が殺されたのは、交霊会から帰宅した直後のことだった。
今回も主人を陰で助けようとする「ジェフリーズ夫人」と使用人一同だが、このところメイドと馭者の仲が険悪で、捜査に支障が出かねない。
奇しくもその原因も、交霊会がらみで!?
単純そうで手ごわい事件に探偵団が挑むシリーズ第3弾!
訳者あとがき=「田辺千幸」
-----------------------

ヴィクトリア朝時代のイギリス・ロンドンを舞台に、人柄は良いが推理の才能が実は全くない「ウィザースプーン警部補」を陰で助けようと、屋敷を取り仕切る家政婦の「ジェフリーズ夫人」と使用人探偵団が主人が素人探偵として活躍する、明るく楽しく軽めなミステリ・シリーズの第3作です。


裕福な「ホッジズ夫人」が殺害されたのは、近頃評判の霊能者「ポープジョイ夫人」の交霊会から帰宅した直後のことだった… 強盗の仕業か、顔見知りの犯行か、、、

新年早々難事件を抱える羽目になる「ウィザースプーン警部補」… そんな主人を陰で助けてきた「ジェフリーズ夫人」はじめ使用人一同だが、このところメイドの「ベッツィ」と馭者「スミス」の仲が険悪で、捜査に支障が出かねない。

不仲の原因というのが、彼女が少し前に知り合った男性と交霊会に出かけるからで… 単純そうで手ごわい殺人事件に使用人探偵団が挑む……。


根っからの善人で心優しい「ウィザースプーン警部補」を、使用人たちが恩返しをしようとこっそり事件の真相を嗅ぎまわる展開が愉しいですね… 「ウィザースプーン警部補」が寝静まってからのココアを飲みながらの作戦会議や、「ウィザースプーン警部補」「ジェフリーズ夫人」に巧みに誘導される場面など、ほのぼのした展開も好感が持てました、、、

ちょっとずつパズルのピースが当てはまってくる過程や、解けそうで解けない謎も面白いですね… ミステリを読んでいると、愉しみながらも心が疲れる部分もあるので、合間にコージー・ミステリを挟むのも良いですねー



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『男はつらいよ 寅次郎あじさ... | トップ | 『荒野の誓い』 2017年アメリカ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■読書」カテゴリの最新記事