"NICK OF TIME"
先日、NHK BSプレミアムで放映していた『ニック・オブ・タイム』を観ました。
-----story-------------
元妻の葬儀を終え、娘を連れてL.A.駅に降り立った平凡な税理士「ワトソン」は、警官を名乗る男女に娘を人質にされ、時間内に女性州知事の暗殺を命じられる。
彼は必死に暗殺を回避しようとするのだが、あらゆるところに監視の目が光っていた。
時間だけが刻々と過ぎる中、孤立無援の「ワトソン」は、知事の女性秘書の協力を得るのだが……。
物語の進行とランニングタイムをほぼシンクロさせ、観るものを否が応にも主人公の逃げ場の無い心情に同調させる脚本が素晴らしい。
変化球の多い「デップ」が、普通の父親を演じているのも見どころ。
「ウォーケン」はいつもながらのいい味(嫌な味?)ではあるが、もう少しプロフェッショナルな部分を(演出的に)出して欲しかった気がする。
-----------------------
「ジョニー・デップ」主演のサスペンス作品… ということで、何となく観てみたのですが、、、
サスペンスの神様「アルフレッド・ヒッチコック監督」が得意とした、巻き込まれ型のサスペンス作品で、「ヒッチコック監督」作品を意識したと思われるシーンも多く、意外と愉しめましたね… ちょっと荒唐無稽な印象の残るムリな展開を含め、「ヒッチコック」の匂いのする作品でしたね。
作品中の時間の流れと上映時間をほぼ一致させたところは、「ヒッチコック監督」が『ロープ』で実験的に試みた手法だしね、、、
「ヒッチコック監督」作品を意識して作ったんだと思うなぁ… 金髪の美女が登場しないところは「ヒッチコック監督」と違いますけどね(笑)
娘リンと共にロサンゼルス郊外のユニオン駅に着いた会計士の「ジーン・ワトソン」は突然、警察を装った男「スミス」とパートナーの女「ジョーンズ」に拉致され、
「午後1時30分までにある人物を殺せ。失敗すれば娘の命はない」
と脅迫される… 拳銃と標的の写真を渡された「ワトソン」は、指定されたホテルに着くが、標的はなんと女性州知事の「グラント」だった、、、
彼女は再選を目指して遊説中で、このホテルで演説会が予定されていた… 「ワトソン」はなんとかこの事実を誰かに知らせようと試みるが、「スミス」とその仲間たちの監視の目が光っていて不可能だった。
厳重な警備の中、銃を持っているにも関わらず、「ワトソン」はあっさり会場に通された… 警備主任も「スミス」とグルだったのだ、、、
「ワトソン」は知事直属の女性スタッフ「クリスタ」に事情を打ち明け、選挙参謀を務める知事の夫「ブレンダン」、そして後援者らしい謎の男に会う… だが、そこへ突如、「スミス」が現れ、「クリスタ」を射殺した。
なんと、妻の政策方針を快く思わない「ブレンダン」も一味に加担していたのだ… 八方塞がりとなった「ワトソン」は、ホテルの靴磨き職人「ヒューイ」の協力を得て、敵の監視をくぐり抜け、知事に直接会って状況を話すが、信じてくれたかどうかは分からない、、、
そして、演説が行われる午後1時30分がやって来た… 「スミス」をはじめ一味が配置について銃を構えたことから、「ワトソン」はそこではじめて、自分は囮に使われただけだとを悟る。
「ワトソン」は意を決し、「グラント」ではなく「スミス」に向かって発砲… 混乱の中、娘のもとへ走る、、、
「グラント」は撃たれたが、防弾チョッキを着たボディガードのおかげで無事だった… 「ワトソン」は「ヒューイ」の助けを借りて、バンに閉じ込められていた「リン」を救い、「スミス」と「ジョーンズ」を倒した。
事件後、黒幕だった謎の男は悠々とホテルから去っていくのであった。
事件とは全く無関係の人物が巻き込まれ、徐々に追い詰められながらも、周囲の助けを借りながら窮地を脱する… なかなか面白かったなぁ。
それにしても、犯人側の計画性の乏しさやマヌケさは、ちょっと笑えるくらいのレベルでしたね… コメディタッチな雰囲気を醸し出すための演出かもしれませんが、駅で適当に暗殺者を人選するなんて、あり得ないですよねぇ、、、
でも、スピーディーな展開で愉しめたので、あまり気にならなかったですけどね。
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監督:ジョン・バダム
製作:ジョン・バダム
製作総指揮:D・J・カルーソー
脚本:パトリック・シーン・ダンカン
撮影:ロイ・H・ワグナー
音楽:アーサー・B・ルビンスタイン
出演:
ジョニー・デップ
クリストファー・ウォーケン
チャールズ・S・ダットン
マーシャ・メイソン
ピーター・ストラウス
ロマ・マフィア
グロリア・ルーベン
コートニー・チェイス
ビル・スミトロヴィッチ
ユル・ヴァスケス
先日、NHK BSプレミアムで放映していた『ニック・オブ・タイム』を観ました。
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元妻の葬儀を終え、娘を連れてL.A.駅に降り立った平凡な税理士「ワトソン」は、警官を名乗る男女に娘を人質にされ、時間内に女性州知事の暗殺を命じられる。
彼は必死に暗殺を回避しようとするのだが、あらゆるところに監視の目が光っていた。
時間だけが刻々と過ぎる中、孤立無援の「ワトソン」は、知事の女性秘書の協力を得るのだが……。
物語の進行とランニングタイムをほぼシンクロさせ、観るものを否が応にも主人公の逃げ場の無い心情に同調させる脚本が素晴らしい。
変化球の多い「デップ」が、普通の父親を演じているのも見どころ。
「ウォーケン」はいつもながらのいい味(嫌な味?)ではあるが、もう少しプロフェッショナルな部分を(演出的に)出して欲しかった気がする。
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「ジョニー・デップ」主演のサスペンス作品… ということで、何となく観てみたのですが、、、
サスペンスの神様「アルフレッド・ヒッチコック監督」が得意とした、巻き込まれ型のサスペンス作品で、「ヒッチコック監督」作品を意識したと思われるシーンも多く、意外と愉しめましたね… ちょっと荒唐無稽な印象の残るムリな展開を含め、「ヒッチコック」の匂いのする作品でしたね。
作品中の時間の流れと上映時間をほぼ一致させたところは、「ヒッチコック監督」が『ロープ』で実験的に試みた手法だしね、、、
「ヒッチコック監督」作品を意識して作ったんだと思うなぁ… 金髪の美女が登場しないところは「ヒッチコック監督」と違いますけどね(笑)
娘リンと共にロサンゼルス郊外のユニオン駅に着いた会計士の「ジーン・ワトソン」は突然、警察を装った男「スミス」とパートナーの女「ジョーンズ」に拉致され、
「午後1時30分までにある人物を殺せ。失敗すれば娘の命はない」
と脅迫される… 拳銃と標的の写真を渡された「ワトソン」は、指定されたホテルに着くが、標的はなんと女性州知事の「グラント」だった、、、
彼女は再選を目指して遊説中で、このホテルで演説会が予定されていた… 「ワトソン」はなんとかこの事実を誰かに知らせようと試みるが、「スミス」とその仲間たちの監視の目が光っていて不可能だった。
厳重な警備の中、銃を持っているにも関わらず、「ワトソン」はあっさり会場に通された… 警備主任も「スミス」とグルだったのだ、、、
「ワトソン」は知事直属の女性スタッフ「クリスタ」に事情を打ち明け、選挙参謀を務める知事の夫「ブレンダン」、そして後援者らしい謎の男に会う… だが、そこへ突如、「スミス」が現れ、「クリスタ」を射殺した。
なんと、妻の政策方針を快く思わない「ブレンダン」も一味に加担していたのだ… 八方塞がりとなった「ワトソン」は、ホテルの靴磨き職人「ヒューイ」の協力を得て、敵の監視をくぐり抜け、知事に直接会って状況を話すが、信じてくれたかどうかは分からない、、、
そして、演説が行われる午後1時30分がやって来た… 「スミス」をはじめ一味が配置について銃を構えたことから、「ワトソン」はそこではじめて、自分は囮に使われただけだとを悟る。
「ワトソン」は意を決し、「グラント」ではなく「スミス」に向かって発砲… 混乱の中、娘のもとへ走る、、、
「グラント」は撃たれたが、防弾チョッキを着たボディガードのおかげで無事だった… 「ワトソン」は「ヒューイ」の助けを借りて、バンに閉じ込められていた「リン」を救い、「スミス」と「ジョーンズ」を倒した。
事件後、黒幕だった謎の男は悠々とホテルから去っていくのであった。
事件とは全く無関係の人物が巻き込まれ、徐々に追い詰められながらも、周囲の助けを借りながら窮地を脱する… なかなか面白かったなぁ。
それにしても、犯人側の計画性の乏しさやマヌケさは、ちょっと笑えるくらいのレベルでしたね… コメディタッチな雰囲気を醸し出すための演出かもしれませんが、駅で適当に暗殺者を人選するなんて、あり得ないですよねぇ、、、
でも、スピーディーな展開で愉しめたので、あまり気にならなかったですけどね。
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監督:ジョン・バダム
製作:ジョン・バダム
製作総指揮:D・J・カルーソー
脚本:パトリック・シーン・ダンカン
撮影:ロイ・H・ワグナー
音楽:アーサー・B・ルビンスタイン
出演:
ジョニー・デップ
クリストファー・ウォーケン
チャールズ・S・ダットン
マーシャ・メイソン
ピーター・ストラウス
ロマ・マフィア
グロリア・ルーベン
コートニー・チェイス
ビル・スミトロヴィッチ
ユル・ヴァスケス
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