スウェーデン作家「イェンス・ラピドゥス」の長篇ミステリ作品『イージーマネー(原題:Snabba Cash、英題:Easy Money)』を読みました。
北欧ミステリが続いていますねー
-----story-------------
〈上〉
王室にもつながる華やかなセレブの仲間入りをした切れ者のイケメン青年。
その裏の顔は名うての売人。
傑作ストックホルム・ノワール!
姉の失踪の真相を探るためにストックホルムに出てきた大学生の「JW(イーヴェ)」は、セレブのお洒落な連中に接近すると同時にコカインに手を染め、たちまち名うての売人に。
ユーゴ系<組織>に罪を着せられながらもみごと脱獄を果たして英雄となった「ホルヘ」は、組織を強請(ゆす)ろうとして瀕死の重傷を負い、「JW」に助けられる。
〈下〉
C(コカイン)は現ナマ(キャッシュ)。
甘い汁に群がる男たち!
麻薬ビジネスにのめり込む青年に忍び寄る危険な影。
ユーゴマフィアに復讐を誓った英雄が見たものとは?
郊外の売人人脈を知り尽くす「ホルヘ」の協力で販路は劇的に拡大。
イギリスとの密輸取引きを成功させた「JW」は、その背後にいた<組織>の内部抗争に巻き込まれ、一方「ホルヘ」は組織に復讐する機会を執念深くうかがいつづける。
そして明らかになる「JW」の姉の失踪をめぐる驚愕の真相!
北欧ノワールの傑作長編。
-----------------------
作家であると同時に刑事事件を担当する弁護士でもある「イェンス・ラピドゥス」が2006年(平成18年)に発表したデビュー作で、ストックホルム・ノワール三部作と銘打たれたシリーズの第1作にあたる作品です… 本国では映画化もされているようです。
主要登場人物は「ヨハン・ウェストルンド:通称「JW(イーヴェ)」」、「ホルヘ・サリーナス・バリオ」、「ムラド・スロヴォヴィッチ」の三人、、、
スウェーデン人の青年「JW」は、地方の小さな町でごく普通の家庭に生まれ育ったことに強烈なコンプレックスを持っており、成績優秀な学生ではあるけれど、夜はもぐりでタクシーの運転手をして、涙ぐましい努力で自分を良家の師弟に見せかけ、首都ストックホルムでなんとかセレブたちの仲間入りを果たします… 表の顔は華やかでリッチな今時の青年、裏では移民の闇社会と繋がりを持ち、お金を稼ぐためコカイン売買に手を染めるようになります、
南米からの移民「ホルヘ」は、収監されていた刑務所から見事に脱走… 外見を変え、家族に会うのも我慢して、孤独の中でかつてストックホルムで名うての麻薬密売人だった地位を復活させようとするが、裏切った組織と警察から追われる彼は、逃亡生活に次第に疲れを感じ始めます、
ユーゴスラビアからの移民「ムラド」は、ユーゴ系犯罪組織の幹部… 町のバーやレストランからのピンはねを取り仕切っていて、手段を選ばない暴力的な男だが、そんな彼の弱点は離婚した妻「アニカ・ショーベリ」が引き取っている幼い娘「ロヴィーサ」で、「ロヴィーサ」の前では普通の父親になろうと努力し、こんな仕事をしていてはいけないと悩んでいる、
異なる人種・出身地で、価値観も違い、目的も異なる三人がコカイン取引を巡って出会い、やがて交錯し、縺れ、様々な犯罪に巻き込まれていく… そして、やがてそれぞれの道を進んで歩んでいくという展開。
上下巻で900ページ強… この程度のボリュームがあるのは北欧ミステリでは当たり前なんですが、本作品はちょっと疲れたし、読むのに時間がかかりました、、、
主要登場人物の三人に感情移入できなかったことと、短く畳みかけるような途切れ途切れの独特の文体が読みづらく、馴染めなかったのが原因かなぁ… 珍しく、あまり愉しめなかったですね。
以下、主な登場人物です。
「ヨハン・ウェストルンド」
大学生。通称「JW(イーヴェ)」
「ホルヘ・サリーナス・バリオ」
薬の売人
「ムラド・スロヴォヴィッチ」
ユーゴ系<組織>の幹部
「ラドヴァン・クランジッチ」
ユーゴ系<組織>のボス
「プッテ」
JWの遊び仲間
「ニクラス・クロイツ」
JWの遊び仲間。通称「ニッペ」
「フレドリク」
JWの遊び仲間
「パトリック・ショークイスト」
ムラドの配下
「ラトコ・マルケヴィッチ」
ムラドの配下
「パオラ」
ホルヘの姉
「セルヒオ」
ホルヘの従兄弟
「ヴァルテル・ビュルファルク」
元看守
「カミラ」
JWの姉
「ベンクト」
JWの父
「マルガレータ」
JWの母
「アブドゥルカリム・ハッジ」
アラブ人。もぐりのタクシー会社経営
「ソフィ」
JWの女友だち
「カール・マルメル」
<カルマ>の経営者。通称「ジェットセット・カール」
「ゴラン」
ユーゴ系<組織>の幹部
「ネナド・コーハン」
ユーゴ系<組織>の幹部
「ステファノヴィッチ・ルジマン」
ラドヴァンのボディガード
「スサン・ペッテルション」
カミラの友だち
「ヨーン・ブルネウス」
komvux(コムヴクス)の教師
「ロヴィーサ」
ムラドの娘
「アニカ・ショーベリ」
ムラドの妻
「ペッテル」
ホルヘ配下の売人
「メフメド」
ホルヘ配下の売人
「ファハディ」
薬の売人。銃マニア
「ナージャ」
娼婦
「ズラトコ・ペトロヴィッチ」
ポン引き
「イエレナ・ルカク」
売春宿の女将
「リカルド」
コンピューターのオタク
北欧ミステリが続いていますねー
-----story-------------
〈上〉
王室にもつながる華やかなセレブの仲間入りをした切れ者のイケメン青年。
その裏の顔は名うての売人。
傑作ストックホルム・ノワール!
姉の失踪の真相を探るためにストックホルムに出てきた大学生の「JW(イーヴェ)」は、セレブのお洒落な連中に接近すると同時にコカインに手を染め、たちまち名うての売人に。
ユーゴ系<組織>に罪を着せられながらもみごと脱獄を果たして英雄となった「ホルヘ」は、組織を強請(ゆす)ろうとして瀕死の重傷を負い、「JW」に助けられる。
〈下〉
C(コカイン)は現ナマ(キャッシュ)。
甘い汁に群がる男たち!
麻薬ビジネスにのめり込む青年に忍び寄る危険な影。
ユーゴマフィアに復讐を誓った英雄が見たものとは?
郊外の売人人脈を知り尽くす「ホルヘ」の協力で販路は劇的に拡大。
イギリスとの密輸取引きを成功させた「JW」は、その背後にいた<組織>の内部抗争に巻き込まれ、一方「ホルヘ」は組織に復讐する機会を執念深くうかがいつづける。
そして明らかになる「JW」の姉の失踪をめぐる驚愕の真相!
北欧ノワールの傑作長編。
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作家であると同時に刑事事件を担当する弁護士でもある「イェンス・ラピドゥス」が2006年(平成18年)に発表したデビュー作で、ストックホルム・ノワール三部作と銘打たれたシリーズの第1作にあたる作品です… 本国では映画化もされているようです。
主要登場人物は「ヨハン・ウェストルンド:通称「JW(イーヴェ)」」、「ホルヘ・サリーナス・バリオ」、「ムラド・スロヴォヴィッチ」の三人、、、
スウェーデン人の青年「JW」は、地方の小さな町でごく普通の家庭に生まれ育ったことに強烈なコンプレックスを持っており、成績優秀な学生ではあるけれど、夜はもぐりでタクシーの運転手をして、涙ぐましい努力で自分を良家の師弟に見せかけ、首都ストックホルムでなんとかセレブたちの仲間入りを果たします… 表の顔は華やかでリッチな今時の青年、裏では移民の闇社会と繋がりを持ち、お金を稼ぐためコカイン売買に手を染めるようになります、
南米からの移民「ホルヘ」は、収監されていた刑務所から見事に脱走… 外見を変え、家族に会うのも我慢して、孤独の中でかつてストックホルムで名うての麻薬密売人だった地位を復活させようとするが、裏切った組織と警察から追われる彼は、逃亡生活に次第に疲れを感じ始めます、
ユーゴスラビアからの移民「ムラド」は、ユーゴ系犯罪組織の幹部… 町のバーやレストランからのピンはねを取り仕切っていて、手段を選ばない暴力的な男だが、そんな彼の弱点は離婚した妻「アニカ・ショーベリ」が引き取っている幼い娘「ロヴィーサ」で、「ロヴィーサ」の前では普通の父親になろうと努力し、こんな仕事をしていてはいけないと悩んでいる、
異なる人種・出身地で、価値観も違い、目的も異なる三人がコカイン取引を巡って出会い、やがて交錯し、縺れ、様々な犯罪に巻き込まれていく… そして、やがてそれぞれの道を進んで歩んでいくという展開。
上下巻で900ページ強… この程度のボリュームがあるのは北欧ミステリでは当たり前なんですが、本作品はちょっと疲れたし、読むのに時間がかかりました、、、
主要登場人物の三人に感情移入できなかったことと、短く畳みかけるような途切れ途切れの独特の文体が読みづらく、馴染めなかったのが原因かなぁ… 珍しく、あまり愉しめなかったですね。
以下、主な登場人物です。
「ヨハン・ウェストルンド」
大学生。通称「JW(イーヴェ)」
「ホルヘ・サリーナス・バリオ」
薬の売人
「ムラド・スロヴォヴィッチ」
ユーゴ系<組織>の幹部
「ラドヴァン・クランジッチ」
ユーゴ系<組織>のボス
「プッテ」
JWの遊び仲間
「ニクラス・クロイツ」
JWの遊び仲間。通称「ニッペ」
「フレドリク」
JWの遊び仲間
「パトリック・ショークイスト」
ムラドの配下
「ラトコ・マルケヴィッチ」
ムラドの配下
「パオラ」
ホルヘの姉
「セルヒオ」
ホルヘの従兄弟
「ヴァルテル・ビュルファルク」
元看守
「カミラ」
JWの姉
「ベンクト」
JWの父
「マルガレータ」
JWの母
「アブドゥルカリム・ハッジ」
アラブ人。もぐりのタクシー会社経営
「ソフィ」
JWの女友だち
「カール・マルメル」
<カルマ>の経営者。通称「ジェットセット・カール」
「ゴラン」
ユーゴ系<組織>の幹部
「ネナド・コーハン」
ユーゴ系<組織>の幹部
「ステファノヴィッチ・ルジマン」
ラドヴァンのボディガード
「スサン・ペッテルション」
カミラの友だち
「ヨーン・ブルネウス」
komvux(コムヴクス)の教師
「ロヴィーサ」
ムラドの娘
「アニカ・ショーベリ」
ムラドの妻
「ペッテル」
ホルヘ配下の売人
「メフメド」
ホルヘ配下の売人
「ファハディ」
薬の売人。銃マニア
「ナージャ」
娼婦
「ズラトコ・ペトロヴィッチ」
ポン引き
「イエレナ・ルカク」
売春宿の女将
「リカルド」
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