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『見知らぬ乗客』 '51アメリカ

2007年10月31日 21時19分31秒 | ■映画・ドラマ
     "STRANGERS ON A TRAIN"


 私が初めて観た「ヒッチコック」の映画は
     『見知らぬ乗客』でした。

懐かしくて、ついついイギリス版(アメリカ版とはラスト・シーンの処理が異なる)を同時収録した特別版DVDを買っちゃったんで、先日、久しぶりに鑑賞。


ちなみに、本作品は太陽がいっぱいと同じく「パトリシア・ハイスミス」の原作です。

「ガイ」「ブルーノ」が出会うきっかけとなった列車で足が触れ合うシーンや、瓶底メガネに写る「ブルーノ」の殺すシーン、観客全員が首を左右に振って見入るテニスの試合でただ一人「ブルーノ」の首だけが動かず「ガイ」を見つめているシーン等、映像演出が素晴らしく、いかにも「ヒッチコック」作品って感じです。
ライター、メガネ、ネクタイピン等の小物も、効果的に使われていて印象に残りますね。

交換殺人という、非現実的で不自然な設定も、観ていると不自然に感じないのは「ヒッチコック」マジックか。
久しぶりに他の「ヒッチコック」作品も観たくなっちゃいましたね。

-----story-------------
列車の中で、テニス選手の「ガイ」は見知らぬ男に声をかけられる。
その男「ブルーノ」は、「ガイ」が悪妻「ミリアム」と別れたがって果たせないでいるのを知っていた。

そして、一方的に、口うるさい自分の父との交換殺人を持ちかけ、勝手に計画を実行に移してしまう。
「ガイ」は国会議員「モートン」の娘「アン」と一緒になりたいと思っていた。
確かに動機は存在するのだ。そして「ブルーノ」は列車内でくすねた彼のライターを"物証"として握っている。
アリバイも怪しげで、「ブルーノ」の脅迫にビクついていた「ガイ」はいよいよ警察に不信の目でみられるが……。
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「ヒッチコック」て、自身の作中に登場することで有名ですが、、、
本作品には、わかりやすいシーンで登場していましたね。
まっ、体型が特徴的なのも見つけやすい要素のひとつですけどね。
ちなみに、、、
「ガイ」の恋人「アン」の妹「バーバラ」役を演じているのは、「ヒッチコック」の愛娘の「パトリシア・ヒッチコック」です。


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監督: アルフレッド・ヒッチコック
原作: パトリシア・ハイスミス
脚本: レイモンド・チャンドラー
    チェンツイ・オルモンド
撮影: ロバート・バークス
音楽: ディミトリ・ティオムキン

出演:
 ファーリー・グレンジャー
 ロバート・ウォーカー
 ルース・ローマン
 レオ・G・キャロル
 パトリシア・ヒッチコック
 ローラ・エリオット
 マリオン・ローン
 ジョナサン・ヘイル
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