Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

週明けの展望 プロキオンS

2023-07-03 | 予想

 まずは昨日の重賞レースの反省から。福島のラジオNIKKEI賞は、過去のデータどおり、「1勝クラスの勝ち上がり馬」で中位ハンデ馬のワン・ツーとなりました。勝ったエルトンバローズは55㌔でしたが、過去10年間で抜けて成績の良い54㌔の馬が今回も連に絡みました。2着に入ったシルトホルン54㌔は、前日から当日朝にかけては8番人気あたりにいた馬でしたが、レース直前には4番人気まで上昇していて驚きました。中心視したレーベンスティールは3着でした。実力の程は十分示しましたが、ハンデ56㌔と福島の小回りで末脚が不発だったというところでしょうか。あともう一点、全体として258枠の馬がかなり強めに出ていたこの日の福島競馬で、このレースだけは3・4・7枠で決まりましたが、終わってみれば147枠が枠の人気ですべて5番人気以内に収まる「例のパターン」で、最も下位だった4枠のシルトホルンが2着となりました。しかし、昼過ぎまでは147枠でなく、258枠の方がこの「パターン」にあり、8枠が5番めの枠人気でしたので、まあ、珍しいこととはいえ、オッズが浮動するのは常ですんで、直前までよーく観察しないといけないなと思いました。

 中京のCBC賞の方は、4歳馬は2014年以降3着以内に入っていない」というジンクスを破って、4歳のジャスパークローネ55㌔が逃げ切りました。2着にはサンキューユウガ54㌔、3着スマートクラージュ57.5㌔と先行した馬が残る展開となりました。単勝1.8倍の1番人気に推されたマッドクールは斤量58.5㌔ですから、もしこれで勝ったらGⅠ級確定というところでしたが、さすがにこの重量は応えたと思います。狙っていたヨシノイースターはスタートで出遅れて「万事休す」でした。富田くんも乗り慣れたジョッキーですが、次の12Rで頑張るんなら(7番人気3着)、ここでもうまく御して先行しろよと、すっかり恨み節です(笑)。

 では、今度の日曜の重賞レースの予習をしてみます。福島ではGⅢ七夕賞、中京ではGⅢプロキオンSが組まれていますが、七夕賞の方はハンデ戦で、まだ各馬の斤量がわかりませんので、今日はプロキオンSの方を検討しておきます。1400のダート巧者がけっこうそろいました。

プロキオンステークス【2023年7月9日中京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

プロキオンステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年7月9日中京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 中京で施行されるのは4年ぶりです。小倉と阪神で行われたここ3年はけっこう荒れたレースとなっていますが、中京時代は本命サイドの強いレースだったと思います。日曜は荒れを引き継ぐのか、それとも元に戻るのか、主な出走予定馬の良馬場での持ち時計(今年と去年)を見ておきます。〇数字は人気順、数字は着順です。シャマルについては地方競馬出走時のものなので省略しました。

・5牡 イフティファール  23/06/25阪神 58 花のみち③1⃣ 1分23秒9 37.1

・7牡 オメガレインボー  22/01/30東京 56 根岸S ③5⃣ 1分23秒5 35.9 

・6牡 オーヴァーネクサス 22/10/22阪神 57 オータム④1⃣ 1分23秒6 37.1

・7牡 ケイアイターコイズ 22/10/30東京 56 ペルセS⑥7⃣ 1分24秒0 36.7

・4牡 ジレトール     23/05/27東京 57 欅S  ⑤2⃣ 1分23秒1 36.5

・6牡 タガノビューティー 23/01/29東京 57 根岸S ⑥4⃣ 1分22秒8 35.3

・4牡 ドンフランキー   22/09/18中京 55 2勝C ①1⃣ 1分22秒8 36.1

・7牡 ブルベアイリーデ  23/03/11阪神 58 コーラル⑧2⃣ 1分24秒0 36.9

・6牡 メイショウダジン  23/05/27東京 57 欅S  154⃣ 1分23秒7 36.4

・6牡 メイショウテンスイ 22/10/22阪神 59 Aリーフ⑩5⃣ 1分24秒0 38.1

・4牡 リメイク      22/03/13中京 56 昇竜S ③1⃣ 1分23秒5 36.7

 別定戦ですので、持ち時計の差が結果に現れると思っています。良馬場ならタガノビューティーの切れ味が断然だと思いますが、時期的に雨で道悪になると、雨巧者の台頭も考えておかなければいけません。オメガレインボー、ケイアイターコイズ、ジレトール、ドンフランキー、メイショウテンスイ、リメイクに加え、上には名前のないシャマルあたりがその候補ですが、中でも人気薄と思われるメイショウテンスイが一番怖い感じがします。

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を拾っておきます。

・オーヴァーネクサス  5・4・1・11 (※今回1着で6+4+1=11で等式成立、以下略)

シャマル       8・2・2・5

・ドンフランキー    5・2・0・4

・リメイク       5・1・2・3

 良馬場ならタガノビューティーを中心視したいところですが、最後が届かないという心配もあります。ここは4歳馬の勢いを買って、ドバイ帰りのリメイクやドンフランキー、ジレトールあたりを狙ってみようかなと考えています。リメイクは58㌔を背負うので、3頭の中で1頭だけ選ぶとすれば、ドンフランキーでしょうか。

 本日もお読みいただきありがとうございました。また一週間がんばりましょう。

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