8月のお盆(第二週)まで小倉競馬がお休みなので、今度の土日は新潟と札幌の二場開催となります。三場開催ではないので、少し余裕をもって札幌競馬のレースを見られるのはありがたいことです。予想の方もじっくりできそうですので、結果がともなうとよいのですが。
今日は日曜の札幌メイン、クイーンステークスの予習をしてみます。比較的1・2番人気の馬が強いので、極端に波乱になることは少ないレースですが、今年はどうでしょうか。
クイーンステークス【2023年7月30日札幌11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
北海道新聞杯クイーンステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年7月30日札幌11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
昨日はアイビスSDの検討の際、JRAのHPにあるデータ分析を参考にしましたが、今日もここから入ります。昨日に続いて今回も興味深いことが書いてあります。
データ分析:北海道新聞杯クイーンステークス 今週の注目レース JRA
1)前走ローカル組は不振 過去10年で3着以内に入った馬のべ30頭中26頭は、前走がローカル(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)競馬場以外で、2017年以降に限れば、前走ローカルをステップにした馬は3着がやっとで、かなり苦戦しているとのこと〔0・0・2・25〕(3着内率7.4%)。たとえば、ルビーカサブランカは前走函館記念2着でしたが、このデータからは苦戦が予想されるということになります。
2)GⅠ経験なしは不振 過去10年で3着以内に入った馬の26/30頭は、前年以降のJRAのopクラスの2000メートル未満のレースで3着以内に入った経験がある馬で、近年(最近6年)についてはGⅠ出走経験のない馬は不振という指摘もあります。今回もGⅠ未出走の馬が多数出てきますが、この傾向にしたがってバッサリ切ってもいいのかも知れません。
一応、上の点を念頭に、こちらも手順にしたがって検討してみます。まずは、血統から。過去10年で3着以内に入った馬たちの父は、ディープインパクト、マンハッタンカフェ、Frankelあたりが目につきます。2021・22年と2年続けて3着以内に入っているFrankel産駒のサトノセシルが今年も出走予定ですが、7歳になった今年はどうなるでしょうか。
過去10年間の3着以内馬の年齢も見てみましょう。
〇3歳:1頭 〇4歳:12頭 〇5歳:13頭 〇6歳:4頭
4・5歳が連に絡むと見るべきレースです。斤量が有利な3歳馬は、過去10年では2017年に勝ったアエロリットのみです。今年は桜花賞を走った組が4頭いますが、アエロリット級の馬かどうかを見極める必要があります。全体として3歳馬には苦しいレースになるのではないかと思います
つづいて、過去10年の3着以内馬の前走のステップレースも見ておきましょう。
〇ヴィクトリアM 13頭 〇マーメイドS 6頭 ……
今回のメンバーで該当するのは、ヴィクトリアM組が1頭(イズジョーノキセキ)、マーメイドS組が2頭(シャーレイポピー、ビジン)です。このうちGⅠ出走経験があるのはイズジョーノキセキだけですが、4・5歳ではなく6歳です。
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬を確認しておきましょう。
・コスタボニータ 4・2・1・4 (※今回1着で5=1+4 で等式成立。*2は=に読み替える)
・ジネストラ 4・5・2・6
・ドゥーラ 2・0・1・4
・ローゼライト 4・0・4・18
重なる馬が見当たらないのでなかなか難解です。古馬勢で実績最上位なのはイズジョーノキセキで、これに続くのがサトノセシルやルビーカサブランカあたりかと思いますが、今回は3歳勢による一角崩しを期待して、ドゥーラを狙ってみたい気がします。一応去年の札幌2歳Sを勝って、洋芝実績がありますし、距離は2400ですが、GⅠのオークス3着は、このメンバーでは大威張りできます。アエロリットと比べてどうか、という感じは残りますが、過去10年の3歳馬はアエロリット一頭ですが、過去20年まで遡れば、3歳馬もけっこう上位を賑わしていましたので、このメンバーならそこそこやれるのではと思います。ここで上位に入って、是非秋華賞へ(その前に札幌記念がありますが)進んでいってほしいものです。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。今日も朝から晴れ渡って暑くなりそうです。どうか一日ご無事でありますように。