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レース展望と回顧、馬券術について

10/10(火) 秋華賞の展望①

2023-10-10 | 予想

 日曜日から秋のGⅠシリーズが再開します。3歳牝馬三冠をかけてリバティアイランドが出てきます。一夏越して3歳牝馬たちの勢力図はどう変わったのか。近年、トライアルを使わずに秋華賞直行というパターンが定着しつつあり、夏の上がり馬とオークス組との力関係が微妙に測りづらくなっていますが、今日は、通例の方式で、過去10年のレース・データをもとに、ねらい馬を絞ってみたいと思います。

秋華賞【2023年10月15日京都11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

秋華賞の過去10年データ、好走馬一覧(2023年10月15日京都11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 昨年と一昨年は阪神開催でした。この2年は「例外」と見て、京都競馬場で施行された2011~2020年の10年間で、3着以内に入った延べ30頭の傾向を見てみることにします。

1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇ローズS     15頭 (マスクトディーヴァ⑦1着 マラキナイア⑤3着 コンクシェル④12着 ラヴェル②14着

 紫苑S        6頭 (モリアーナ④1着 ヒップホップソウル②2着 シランケド⑨3着 キミノナハマリア⑥4着

                 ミシシッピテソーロ⑧5着 ミタマ⑩6着 エミュー⑤9着 グランベルナデット①10着

                 ソレイユヴィータ③12着)

 オークス       3頭 (リバティアイランド①1着 ハーパー②2着 シンリョクカ⑦5着 コナコースト③7着

                 ドゥアイズ⑥9着)

 夕月特別       2  (※該当なし)

 

2)トライアルの時計比較

 ◇ローズS

  今年はレコード決着(R)となりましたが、1着馬の時計を過去と比べると(2020~22年は中京2000mなので比較から除外します)

  今年  マスクトディーヴァ ⑦1着 R1分43秒0 (33.2)⇒秋華賞 ? 

  2019 ダノンファンタジー ①1着 R1分44秒4 (33.1)⇒秋華賞①8着

  2018 カンターヴィレ   ⑤1着  1分45秒7 (33.6)⇒秋華賞③3着

   (※ ②2着のサラキアが秋華賞④4着) 

  2017 ラビットラン    ⑧1着  1分45秒5 (33.5)⇒秋華賞⑥4着

   (※ ③3着のリスグラシューが秋華賞④2着)

 ◇紫苑S

  今年  モリアーナ     ④1着  1分58秒0 (34.3)⇒秋華賞 ? 

  2022 スタニングローズ  ①1着  1分59秒9 (35.0)⇒秋華賞③1着

  2021 ファインルージュ  ②1着  1分58秒2 (34.2)⇒秋華賞②2着

  2020 マルターズディオサ ⑤1着 稍2分02秒1 (35.8)⇒秋華賞④7着

   (※ ⑥4着のマジックキャッスルが秋華賞⑩2着)

 ◇オークス

  今年  リバティアイランド ①1着  2分23秒1 (34.0)⇒秋華賞 ? 

  2022 スターズオンアース ③1着  2分23秒9 (33.7)⇒秋華賞①3着

    (※ ⑩2着のスタニングローズが秋華賞③1着)

  2021 ユーバーレーベン  ③1着  2分24秒5 (34.4)⇒秋華賞②2着

    (※ ②2着のアカイトリノムスメが秋華賞④1着)

  2020 デアリングタクト  ①1着  2分24秒4 (33.1)⇒秋華賞①1着

   (※ ⑥4着のマジックキャッスルが秋華賞⑩2着)

 

3)血統

 父系はディープインパクト(サンデー系)が主流で、母系がディープ(サンデー系)のキングカメハメハ系が「次点」といった傾向です。

 ◆父ディープインパクト系

 キタウィング(父ダノンバラード)

 ・グランベルナデット(父キズナ)

 ・コンクシェル(父キズナ)

 ・シンリョクカ(父サトノダイヤモンド)

 フェステスバント(父キズナ)

 ・ミシシッピテソーロ(父ダノンバラード)

 

 ◆父キングカメハメハ系(+母父サンデー系)

 ドゥアイズ(父ルーラーシップ +母父ディープインパクト

 ・マスクトディーヴァ(父ルーラーシップ +母父ディープインパクト

 

4)JRAホームページのデータ分析:オークス上位組に注目

 JRAのホームページのデータ分析では、①オークス組と紫苑S組が活躍、②(人気薄でも)末脚に注目、③オークス上位馬に注目、の3点が強調されています。データ分析:秋華賞 今週の注目レース JRA

 ②の末脚はペースや展開にもよりますが、京都の良馬場・中距離戦で33秒台の上がり脚が使えそうな馬は、実際にローズSで33秒台を出したマスクトディーヴァ(33.2)、マラキナイア(33.4)の他では、リバティアイランドはもちろんのこと、

 ドゥーラ:オークスで上がり34.1(同レースでリバティアイランドが34.0)

 ・モリアーナ:紫苑Sで上がり34.3は最速。次位のシランケド35.0と0.7差)

あたりになるでしょうか。

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

 ・キミノナハマリア    2・1・2・4

 ・グランベルナデット   2・0・0・3

 ・コナコースト      1・3・0・1

 ・ドゥアイズ       1・3・1・2

 ・ハーパー        2・2・0・1

 ・フェアエールング    3・1・0・5

 ・フェステスバント    3・1・0・5

 ・マラキナイア      2・1・1・3

 ・ミシシッピテソーロ   3・0・0・8

 ・モリアーナ       3・0・1・3

 

 リバティアイランドは別格ですが、もし、同馬がいないと仮定した場合は、モリアーナがいい感じです。母父ダイワメジャーなんで、血統的にマイラーかと思ったら、前走の紫苑Sでは見事な末脚を炸裂させて、距離不安を一掃したどころか、秋華賞の有力どころに躍り出た印象です。前走は展開がうまくハマった感じもありますが、リバティを脅かすとしたら、ブレイディヴェーグが出ないので、この馬くらいしか見当たりません。ただノリちゃん(横山典)の乗り方が極端だと、不発に終わる危険性はありますが……。

 明日は、三冠確実と言われているリバティアイランドがゴール寸前で届かないという、よもやのシーンを想定してみたいと思います。オークスの時にも一回やって、同じ「結果」になる可能性大ですが、競馬に絶対はありませんので、懲りずに想像(妄想)をめぐらしてみます。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。昨日からの雨で朝からひんやりしています。連休明けの今日も一日がんばりましょう。


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