おはようございます。
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お城前駐車場の石垣撤去に続き、次に始まったのが、飯田丸五階櫓の緊急工事です。
熊本地震の本震で石垣が崩れ、一本足の角石で飯田丸五階櫓を支えています。
櫓の重さは約35トン。一本足の角石は約17トンを支えており、このままでは余震や台風で崩落のおそれがあるので2016年6月10日緊急工事が始まりました。
(2016年6月17日付 熊本日日新聞)
緊急工事が始まったことを知り、少しホッとしました。
一本足をいつまでもこのままにしていたら、いつかポキッと折れてしまいそうで、見ていると辛かった。
だから、無事工事を終わることを祈るのみでした。
2016年5月18日 市役所14階展望所から撮影
城内に入れないし、このころは新緑の季節で葉っぱが生い茂り、城内の様子が全然わからず、時間をみつけては市役所14階展望所に行っては飯田丸五階櫓を見ていました。
なんて強いんだろう。一本の石垣で櫓を支え、この強さは心打たれました。
この姿を見ていると私も頑張らなくてはと勇気をもらいました。
それと同時に、どうか早く工事をし、一本足の石垣を助けてほしいという気持ちが強かったです。
2016年5月27日 城見櫓さんより撮影
地震の影響で2016年7月まで休業していた城見櫓さん。
休業中も最上階の6階のお部屋を開放してくださり、何度もここから城内の様子を見させていただきました。
今はお店も再開され、無料開放は終わりましたが、時々熊本城を見学後にお食事されるお客さんをこちらまでご案内することがあります。
それは地震前と同じパターンで、熊本城の修復は始まったばかりですが、私たちガイドと城見櫓さんとの関係は以前のように戻りました。
ちょっとしたことだけど、そのちょっとしたことの積み重ねが復旧に繋がると信じています。
2016年7月29日 市役所14階展望所より撮影
無事、緊急工事終了。
緑の腕(借受構台)が飯田丸五階櫓をしっかり抱きかかえました。
本当によく耐えました。一本足の石垣は。
これらの作業は真夏の暑い中で行われ、関係者も大変だった思います。でも、無事終わり本当によかった。
大林組のみなさん、ありがとうございます。
今年2017年は飯田丸五階櫓石垣復旧工事がはじまります。
緑の腕も撤去され、櫓も解体されます。
ここは今年も変化するので、じっくり見て記憶に残したいと思います。
空の上の清正公と飯田覚兵衛さんは現代の工事風景を見て、どんな感想を言うんだろう。
ふたりで驚くかな? 絶対に驚くだろうな。だって、ふたりには見たこともない重機を使い、400年前とは全然違うやり方で行われるんだろから。
感想を空の上から送ってほしいなー。
くまもとよかとこ案内人の会は、
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