くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

熊本地震直後はブルーシートで被われた熊本城が夏は白いシートへ

2017年04月09日 | 熊本地震後の熊本城

おはようございます。

くまもとよかとこ案内人の会のブログにアクセス頂きありがとうございます。

 

 

2016年4月の熊本地震で甚大な被害を受けた熊本城は復旧に20年はかかるといわれている。

20年といえば、この世に誕生した子が成人となる。そんな長い年月をかけて、復旧作業が続けられる。

シートが掛かったとか、シートが青から白になったとか、こんなことは20年という長い復旧作業の中ではほんの小さなことだと思う。

(2016年9月2日付   熊本日日新聞) 

 

小さなことだけど、こういう小さなことの積み重ねが、もしかしたら復旧に繋がるのかな。

地震でボロボロになった熊本城は、今まで見たことがない姿になった。

そして、これからもどんどん変わっていく。

今はいろいろな表情の熊本城を見えることに感謝している。

倒壊した櫓、崩れた石垣は痛々しいけど、これも歴史の1ページ。

どんな風に変化するか、どんな小さなことも見逃したくない。

 

 

 

(2016年4月27日撮影)

熊本城の長塀は242メートルある。現存する城郭の中で一番長い塀。

これは熊本城の自慢のひとつです。

でも、長いがゆえにこの400年間自然災害や人的災害に見舞われてきた。

2016年4月の地震でも、当然だがここも一部倒壊。

その前年は台風でやられ、応急措置をしていたところに地震が起きた。

 

 

(2016年8月12日撮影)

昨年の夏、倒壊した長塀に白いシートが掛けられ、話題になった。

この時の白いシートはまぶしかった。

夏日差しに照らされ、キラキラしていた。

傷ついたところに、まるでパワーを吹き込まれたようだった。

 

 

(2016年12月23日撮影)

暮れになると白いシートは取り除かれ、足場が組み立てられた。

 

 

(2016年12月25日撮影)

寒い中、朝早くから作業は行われ、足場が出来上がるとシートが掛けられ。

 

 

 

(2017年1月18日撮影)

年明けからは長塀の撤去作業が行われた。

 

 

(2017年3月1日撮影)

この光景はすごく違和感を感じた。

長塀がどこにもない。こんな姿はじめて見たから。

 

 

(2017年3月8日撮影)

この状態でいくつの季節を迎えるんだろう。

熊本城にあったものがなくなるって、こんなに寂しいものなんだ。

改めて強く感じた。

それと同時に壊れただけで、崩れただけでよかったと思った。

もし、地震で何もかも失っていたら、もう元に戻すことはできない。

でも、壊れても崩れてもすべて残っているから、時間はかかっても元に戻せる。

 

長塀が元にもどったら、長塀が鬱陶しいと思うぐらいずっとずっと見よう。

しばらくの間は長塀に休んでもらい、今まで以上にパワーをつけて復活してもらおう。 

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。

城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333