くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

不開門と桜

2017年02月13日 | 熊本城 

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熊本城には13の重要文化財があります。地震前、建物の中に入ることができたのは宇土櫓のみでした。

ほかの建物は期間限定で公開されました。2014年の春のお城まつりのときに不開門が一般公開され、その写真が残っていましたので昨年の桜の写真とともにアップします。 

(2016年3月28日撮影)

不開門と桜。

不開門は慶長年間に創建されました。熊本城の築城は通説で1601年から1607年です。慶長年間の慶長6年から慶長12年に造られました。ですから、この不開門は築城当時からあります。

慶応2年(1866年)の棟札がありますので、この時に再建または修理が行われたと思われます。その後、昭和2年に陸軍によって屋根替えが行われています。

写真でわかると思いますが、両側の石垣の上に櫓を渡し架け、その下が門になった櫓門です。屋根をよくみると左右違いますよね。これは写真右側に往時は六間櫓くっついていたので入母屋造りになっています。

 

 

六間櫓は失われ、今は桜の木が立っています。そして、その向こうには平櫓が見えます。 

 

 

地震で櫓部分は倒壊しました。まさかこの櫓が潰れるとは・・・。今でも夢であってほしいと思います。

 

 

(2014年春)

不開門の内部です。このとき、はじめて中に入りましたが、もう嬉しくて、嬉しくて肝心な写真を撮っていないんです。あと、櫓の内部ってくらいのでうまく撮れないから撮らないんですけどね。

 

 

 

 

 

不開門の中から撮った写真です。

不開門下の坂の石垣と桜です。ここからの眺め、今でもはっきりと覚えています。高さがあるんですよ、高さが。

ここから見る外の光景がすごくて、ここは何回も見に行きました。あのときの興奮は忘れません。

 

 

不開門の中から見た六間櫓跡の桜。

清正公が築城した時代と今は全然違います。このとき、不開門の中からきれいな桜を眺め、平和な世に、美しき熊本城を堪能できる幸せを全身で感じていました。 

今は地震で違う姿になってしまいましたが、それも歴史の1ページです。私が見ることができるところはしっかり見ていきたいです。それしかできないからね・・・わたしには。 

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

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ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
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電話 096-356-2333


不開門の坂と石垣

2017年02月12日 | 熊本城 

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(2016年3月28日撮影)

昨年の桜の季節。桜のピンクと北十八間櫓の石垣がよく合います。普段はここは静かな場所なんですが、桜の季節になるとここでもたくさんの人がお花見を。でも、当分、ここに入れないから規制線越しに楽しむことになります。

今年はきっと複雑な気持ちになるでしょうね。まぁ、そういう気持ちを乗り越えなけば復旧できないので、 今まで見たことない北十八間櫓と桜のコラボをしっかり記憶に残したいと思っています。

 

不開門の下の坂。ここから城内へ。

ここの石垣も好きでした。絶妙なカーブが芸術です。 400年前、熊本城を築城したときは当然ですが軍事施設でした。敵が攻めてきたときに防備するための施設です。それなのに、この曲線美は芸術ですよ。

 

ここは片方は石垣が高く、反対側は石垣が低いです。一見アンバランスですが、往時は石垣の上に塀がありました。塀には当然ですが狭間がありますので、もし敵が攻めてきたらふたつの高さの違う塀の狭間から反撃できます。本当にどこまでも細かい設計がされており、すご過ぎます。 

 

坂の途中から振り返ったところです。石垣高いでしょ。緩やかな坂ですが、結構な坂です。へんな日本語ですが、緩やかに見えるんですが、なかなか歩きにくいんですよ。

地震前、ここの料金所の改修工事をやりました。しばらくの間、ここから出入りできなく寂しい思いをしました。やっと自由に出入りできようになり、喜んでいたら地震で再び入れなくなり・・・。 

 

 

不開門のわきにある鏡石。

この鏡石は双子石です。双子石とは一つの石を割ったものです。

もう片割れもこの近くにあるんですが、私は写真を撮っておらず(^^;;

ここは石垣も崩れており、今はどんな状態なのかもわかりませんが、ここが元に戻ったら、真っ先にこの鏡石を、双子石を確認に行きたいです。 

 

 

国指定重要文化財の不開門です。熊本城の櫓門で完全な形で残っていた門でした。 

一年前は完全な形で残っていましたが、昨年の地震で櫓は倒壊、門はゆがみました。

 

ここは城の鬼門である北東に位置し、陰陽道ではこの方角は塞いでも開け放ってもいけないとされ、門は造るが普段は閉ざされ、不浄なものを運ぶときだけ、この門を利用しました。現在は入城口と使用していましたが、地震の影響で現在は立ち入り禁止。

早く、ここから出入りしたい。私の一番好きな入城口なので・・・。 

 

 

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東十八間櫓の美しき石垣

2017年02月11日 | 熊本城 

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昨日、北十八間櫓を紹介しました。普通なら、そのまま不開門から本丸と行くのですが・・・。

私はここが大好きで、いつもここを行ったり来たりしていました。ここにいると、ここから離れたくないんですよ。

だから北十八間櫓から平櫓まで歩いて、また戻ってきて今度は北十八間櫓から東十八間櫓へ。そんなことばかりしていました。

北十八間櫓と東十八間櫓、これだけで本当に美しいです。ここでどれだけでも時間を過ごすことができます。 

 

ここから先は私の一番好きなところです。 

 

北十八間櫓の石垣も好きですが、東十八間櫓の石垣も大好き。ここから見上げるとゾクゾクしました。 

 

 

そして、そのまま東十八間櫓を通り越し、ここから眺めると一番の光景が広がります。

この姿は日本の城郭で一番だと私は思っています。でも、もうここには入れません。永遠にここからカッコいい東十八間櫓と石垣を楽しめると思っていました。でも、永遠なんてないんですよね。。。

ただ、そんな中でも救いは失われていないことです。崩れましたが、すべて残っています。木材も石材もすべて残っています。だから、時間はかかるけど元に戻すことができます。もう一度、ここから日本一の光景を楽しみたいから、私も熊本城に負けず、10年後も20年後も元気でいたいです。 

 

 

 

  

この美しさ、この凛々しさ。最高の石垣です。

 

熊本城は加藤清正公によって築城されました。でも、その当時の領民の力があったから、これだけ立派なお城が出来上がりました。そして、400年という長い歴史の中で、多くの人たちの手によって修復されて、現在まで至ります。

昨年の地震で崩れてしまいましたが、今回もたくさんの人たちの力、想いで力強い熊本城に戻します。 

 

 

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北十八間櫓エリア散策で癒されていた。。。

2017年02月10日 | 熊本城 

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熊本城通の人にとって、大好きな場所がここでしょう。

北十八間櫓下は癒しスポットであり、石垣好きの人にはたまらないエリアでした。熊本地震の前は・・・。

今は東十八間櫓、北十八間櫓は崩れてしまい、この美しさにお目にかかることはできません。 

左が東十八間櫓、右が北十八間櫓です。

ここはいつ行っても静かな場所で、ここでよくボォーとしていました。

ただ、ただ石垣を見ているだけで心が落ち着いた。優しい空気が流れる素敵な場所でした。 

 

 

この北十八間櫓も昨日の東十八間櫓同様、西南戦争で焼失を免れた建物です。

東十八間櫓の北側に隣接し、石垣に沿って途中から西向きに屈折しています。

 

北十八間櫓の隣は五間櫓、そしてその横には六間櫓もありましたが現在は失われてありません。

そして、ずっと先には平櫓(写真右)が。 

ここからの眺めも好きです。石垣が美しいです。熊本城のほんの一角です、ここは。それなのに石垣が連なりがすご過ぎます。

 

 

熊本城の高石垣といえば宇土櫓の石垣が有名ですが、あそこは空堀になっているので下から見上げる事ができません。

ここはこの石垣の下に立ち、自分の目でしっかり確かめる事ができる場所でした。だから、いつもここに行っては見上げたり、石垣に触れたりしていました。

あと何年したら、ここで石垣と戯れることができるんだろう。その日が来たら一日中ここに居たいなー。石材ひとつひとつに話しかけたいなー。 

 

 

 

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スマートでかっこいい熊本城の東十八間櫓

2017年02月09日 | 熊本城 

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熊本城には大小天守閣のほかに櫓49、櫓門18、城門29(数え方によってはもっと多いです)がありました。

明治になり鎮台により撤去されものや、明治10年(1877年)の西南戦争勃発直前の火災により焼失した建物が多数なり、江戸時代から残っている建造物は13です。それらは国の重要文化財に指定されています。

ただ、昨年の熊本大地震によって倒壊したものもあります。そのひとつが今日紹介する東十八間櫓です。 

東十八間櫓です。西南戦争で焼失を免れた建物です。

天守閣の東に位置し防衛上極めて重要な櫓です。櫓は武器、武具などの倉として使用され、戦時には兵の駐屯所にも当てられました。

 

 

20メートルほどの高石垣の上に堂々と建ってる東十八間櫓。

私の大好きな櫓でした。高石垣と櫓がスマートで、イケメン櫓です。 

 

 

東十八間櫓は城内から見るよりも、外から見るほうが良さが、カッコよさがよくわかります。

こんなにすごいのを、今から400年も前に造ったんですよ。400年の長い歴史の中、何度も修復はしています。 

創建は慶長年間と伝えられています。清正公の時です。ですが、天保15年(1844年)の棟札がありますので、そのころ修復されたと思います。

昨年の地震で、この石垣も崩れ、櫓も倒壊しました。現在は木材、石材、栗石は撤去され、モルタルが吹き付けられ全然変わってしまいました。この姿に一日も早く戻ってほしい。ただ、ただそれを願うのみです。

 

 

 

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